由布院温泉
由布岳のふもとに広がる日本有数の温泉地
由布岳を眺めながら温泉と自然に親しむ
大分県の中央に位置する由布市湯布院町のシンボルは、標高1584mの由布岳。町のあちこちからその美しい姿を仰ぎ見ることができる。町の北東にそびえる由布岳を中心に1000m級の山々に囲まれた由布院盆地は、朝霧も有名だ。由布院温泉は国民保養温泉地に指定されており、別府温泉に次いで全国第2位の温泉湧出量を誇る。のどかな自然が広がる温泉地の中心を貫くのが「湯の坪街道」。土産物店や食事処、美術館やギャラリーなどが立ち並ぶ。都会的な雰囲気も漂っていて、観光客を飽きさせない。由布院温泉のご当地グルメといえば、豊後牛。宿や飲食店の目玉メニューとなっていて、由布岳を眺めながら味わいたい。
先人たちの尽力で発展した国内屈指の温泉郷
田園風景の広がる温泉保養地の歴史は、別府温泉の観光開発に尽力を尽くした油屋熊八に始まる。やがて、地元の亀の井別荘の中谷健太郎氏や由布院玉の湯の溝口薫平氏が現在のような日本を代表する人気の温泉地に仕立てた。「湯布院映画祭」や「ゆふいん音楽祭」といった40年来のイベントを成功させて、知名度をアップさせた立役者である。牧歌的な田園風景を守りつつ、観光資源の開発を続ける由布院。観光拠点のJR由布院駅は、建築家の磯崎新氏が設計するなど、話題に事欠かない。駅の改札口を出ると、由布岳の迫力ある姿が目の前に。グルメや観光を楽しめる「湯の坪街道」をゆったり歩きながら、由布岳観光ではずせない金鱗湖を目指そう。
幻想的な朝霧と湯気に包まれる「金鱗湖」
由布院温泉を代表する観光名所「金鱗湖」は、JR由布院駅から湯の坪街道を約25分歩いた先に現れる。もともと、大分方言で由布岳のもとにある池を意味する「下ん池」と呼ばれていたが、1884年(明治17)、儒学者の毛利空桑が、湖を泳ぐ魚の鱗が夕日に照らされた様子から命名したという。温泉が流れ込むといわれる湖の水温は年間を通じて高い。朝霧の出やすい秋から冬の早朝にもなると、湖一帯は温泉が湧き出るような水蒸気に包まれて幻想的。由布院温泉は、北原白秋や与謝野晶子といった文人の来訪も記録が残っていて、古くから多くの人々をひきつけてきた。静かな湖に遊ぶ水鳥や魚を眺めながら、ゆったりと旅のひとときを過ごそう。
観光馬車で由布院の自然を満喫
滞在型保養地としての開発が続く由布院温泉では、映画祭や音楽祭、食文化フェアなどさまざまなイベントが開催されている。JR由布院駅構内にギャラリーを開設するなど、芸術に親しむまちづくりも盛んだ。また、大分特産の豊後牛や新鮮野菜など、地元食材を使ったグルメメニューの開発にも力を入れている。まちづくりの一環で始まった観光辻馬車は、既に40年以上の歴史をもつ。JR由布院駅前から佛山寺、宇奈岐日女神社といった名所を通りながら時速5km/hで一周するコースでは、石垣で囲まれた水田や小川といった日本の原風景を見られる。雄大な由布岳のふもとに広がる田園地帯を馬車に揺られる約60分は、旅の思い出のひとコマになるだろう。
スポット詳細
更新日:2024.04.24
- 住所
- 大分県由布市湯布院町 地図
- エリア
- 由布院・九重エリア
- 電話番号
- 0977842446
- 泉質
- 単純泉等
- 効能
- 疲労回復、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性等
- 泉温
- 40-90℃(源泉・施設により異なる)
- 源泉数
- 約800
- 湯量
- 約38000リットル/分
- 共同浴場数
- 7
- 日帰り温泉施設数
- 19
情報提供: ナビタイムジャパン
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