旭岳温泉
カムイミンタラ「神々の遊ぶ庭」へ。高山植物が咲き誇る温泉郷
静かな聖地の温泉郷へ向かう
JR旭川駅から南東へ車で約1時間。旭岳は旭川の隣町、東川町にある。のどかな田園風景が広がる東川町の道道1160号を進むと、晴れた日には、これから向かう旭岳の雄姿を車からも楽しめる。カーブの上り坂を走ると、野生のエゾシカに遭遇することも! 自然の醍醐味を実感できる。標高1100mにある旭岳温泉には、リゾートホテルや山小屋風のロッジなど、8軒の宿泊施設がある。賑やかな温泉街という印象はなく、ゆったりとした時間を過ごしたくなる静かな雰囲気。周辺には自然の見どころが豊富なので、宿泊して楽しむのがおすすめだ。
国内でも珍しい泉質を楽しめる温泉
温泉が開湯したのは、1914年(大正3)。かつては「勇駒別(ゆこまんべつ)」と呼ばれていたこの地は、アイヌ語で「湯に向かってゆく川」という意味があり、古くから温泉の湧出していたことをうかがえる。国内でも珍しい泉質の硫酸塩泉(旧泉質:正苦味泉)を楽しめる施設があることに加え、源泉100%かけ流しの上質な湯を堪能できる施設も多い。夏は登山、冬はスキー・スノーボード・スノーシューを楽しむ観光客が訪れ、国内屈指を誇る山岳リゾートとしても評判だ。
四季折々に姿を変える神々の遊ぶ庭を散策
旭岳ロープウェイは山麓駅から姿見駅まで約10分間の空中散歩を楽しめる。6月中旬に春が訪れ、湿地に咲くミズバショウやエゾノリュウキンカなどが咲き始め、7月中旬から8月中旬頃までは高山植物が咲き誇る花の楽園となる。秋は、黄色や赤の鮮やかな紅葉が山肌を彩る。紅葉の見頃は短く、9月上旬から中旬。冬は極上のパウダースノーを楽しめ評判だ。姿見駅には約1時間のトレッキングコースがあり、例年6月第3週末に山開きがあり、10月上旬頃の降雪まで楽しめる。
大雪山の自然が生み出す銘水
大雪山国立公園の麓にある東川町は、北海道で唯一、上水道のない町だ。町民が使用する水はぜいたくな大雪山系の伏流水。大自然が蓄えた雪解け水が各家庭の生活水として引かれている。田畑で育つ米や野菜などの農作物もミネラル豊富なこの水を使っている。旭岳温泉へ向かう途中の「大雪旭岳源水」の取水場で汲むことができ、地元の人たちも大容量のペットボトルを持参して水を持ち帰っている。また、道の駅ひがしかわ「道草館」でペットボトル入りの「大雪旭岳源水」を販売しているので、手軽に手に入れることもできる。
スポット詳細
- 住所
- 北海道上川郡東川町旭岳温泉 地図
- 電話番号
- 0166823761
- 泉質
- カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉、塩化物泉等
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病等
- 泉温
- 41-52℃
- 源泉数
- 不明
- 湯量
- 不明
- 共同浴場数
- 0
- 日帰り温泉施設数
- 4
情報提供: ナビタイムジャパン