西浦温泉
開湯68年を誇る、「東海の熱海」と名高い温泉リゾート
井戸水調査の偶然から、県内屈指の温泉地の誕生へ
西浦温泉の歴史は昭和20年代後半にさかのぼる。1953年(昭和28)、愛知県の職員と町議会議員らが井戸水の調査を行ったところ、硫黄硫化水素を含有することが判明。温泉として十分な水質であることが認められ、温泉開発が進められた。1954年(昭和29)には大衆浴場や第1号の温泉旅館が完成。1958年(昭和33)には三河湾国定公園が誕生。以来、海を楽しむ総合レジャースポットとして県内だけではなく全国から多くの観光客が訪れている。湯量豊富な温泉はアルカリ性単純泉。肌への刺激が少なく、無色透明な温泉で別名「美人の湯」とも呼ばれている。温泉街では6つの旅館で日帰り入浴が可能。いずれもフェイスタオルが付いているので、手ぶらでぶらりと良質な湯を堪能することができる。
ヤシの木が並ぶパームビーチから橋田鼻遊歩道へ
西浦温泉でぜひ押さえておきたいのが、「西浦パームビーチ」だ。ヤシの木が立ち並ぶ海岸は、まるで海外のビーチリゾートを彷彿とさせるような光景で、泳ぐのはもちろん散歩するだけでも楽しい。美しい白砂の浜と青々と広がる海、彼方の水平線が織りなす景色は見飽きることのない絶景だ。海岸に面して更衣室やシャワーがある施設「グランド海の家」もあり、日帰りでも気軽に海水浴を楽しめる。
西浦パームビーチから海岸線に沿って西へ進むと、「橋田鼻遊歩道」が現れる。ごつごつとした岩礁と海を横に見ながら散策できる道で、途中には名古屋城築城の石垣採石跡地がある。今から約400年前に時の戦国大名、橋田正則が名古屋城築城の際にここから石垣用の石を積み出したといわれる歴史的な場所で、この石が名古屋城を支える土台となったのかと考えると感慨深いものだ。
水平線を染める朝日と夕日を望む丘
橋田鼻遊歩道を進むと、小高い丘へ通じるやや急な坂道があり、頂上には「夕日が彩る丘」が広がっている。その名のとおり、水平線に沈む夕日とオレンジ色に染まる三河湾を一望できる絶景スポットだ。地元では桜の名所としても知られ、毎年約300本の桜が丘一面をピンクに染め上げる。満開の時期には毎年桜まつりも開催。屋台も出て賑やかだ。
また半島の東側の丘の上には「朝日が輝く丘」もある。道中は万葉の小径と呼ばれ、柿本人麻呂ら万葉歌人が三河湾の美しさを詠んだ歌碑が点在。丘の上には海を望む展望台があり、朝焼けに染まる海と神々しい朝日の大パノラマを見られる。また、開運招福や身体健全などを祈願するとよいとされる希望の鐘も備えられているので、ぜひ鳴らしながら朝日に向かって参拝してみてはいかがだろう。西浦温泉周辺には早朝から賑わう「西浦鮮魚マーケット」や、べっこう焼が人気の「名物屋」があるので、旅の土産を探しに立ち寄りたい。
スポット詳細
- 住所
- 愛知県蒲郡市西浦町大山 地図
- エリア
- 東三河エリア
- 電話番号
- 0533572195
- 泉質
- アルカリ性単純泉
- 効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔疾等
- 泉温
- 28.9℃
- 源泉数
- 1
- 湯量
- 350リットル/分
- 日帰り温泉施設数
- 8
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
-
- 三河湾が目の前に広がります。
- 蒲郡市にある西浦温泉です。三河湾が目の前に広がり、海の前はホテルが立ち並んでいます。静かな温泉街ですが、温泉はさらっとしていて気持ち良かったです。夜は海岸を散策する事ができ、のんびりと過ごす事ができました。
-
- 砂風呂
- 夏に砂浜で砂風呂をしました。カラダから毒素が出たような気がして気持ちよかったです。そのあとは近くのホテルで温泉にも入れて気持ちよかったです。
-
- 温泉出ていないみたい?
- 2つの旅館に泊まりましたがどちらも加温していて循環湯で温泉は量が極端に少ないかほとんど出ていないように思いました。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る