鬼怒川温泉

紅葉シーズンの鬼怒川。写真は鬼怒川ライン下りのスタート地点の様子

SLも走る東武鬼怒川線をチェック！

首都圏方面から鬼怒川温泉までのアクセスはさまざまあるが、公共交通機関ならば各種路線を乗り継いで東武下今市駅を旅の起点とするのがオススメ。下今市駅と鬼怒川温泉駅をつなぐ東武鬼怒川線沿線に楽しいスポットが点在しており、人気テーマパークの名称を使用した駅もある。ウォーターアクティビティなら鬼怒川温泉駅から送迎があるところもあるので安心。東武鬼怒川線では、鉄道事業と地域の連携によるプロジェクトで半世紀ぶりに復活したSLが運行している。鬼怒川が抱く風景をSLの車窓から眺める時間を過ごすのもいい(乗車には予約が必要)。

東武鉄道東武鬼怒川線を走る「SL大樹」

「癒やし・遊び」盛りだくさんの桃源郷

レジャーをたっぷり満喫して温泉で癒やされるのが、鬼怒川温泉のシンプルな楽しみ方。日帰り温泉なら市営の「鬼怒川公園岩風呂」が鬼怒川公園駅から徒歩圏内にあり、貸し切りで利用できる「自然浴 離れの湯 あけび」は小佐越駅から徒歩15分ほど。足湯施設も多く、鬼怒川温泉駅から徒歩で行ける「鬼怒楯岩大吊橋」のすぐそばには、ホテルサンシャイン鬼怒川が営む「足湯カフェ エスポ」がある。鬼怒川温泉ならではの絶景と足湯、おいしいスイーツを一度に楽しめるスポット、ぜひ立ち寄りたい。

「自然浴 離れの湯 あけび」。個室利用60分3800円-

足湯席を備える「足湯カフェ エスポ」。大人な味わいの「珈琲モンブラン」900円が人気

終点駅付近はウォーターアクティビティ満載

東武鬼怒川線終点の鬼怒川温泉駅から川岸へ向かうと、鬼怒川ウォーターアクティビティの定番「鬼怒川ライン下り」の受付場所とスタート地点がある。数社が提供しているラフティングツアーのスタート地点もここから近い。鬼怒川で遊ぶならはずしたくないウォーターアクティビティ。キャニオニングやカヌー、カヤックなどもある。料金や開催時期、下船後の交通などをよくチェックしておこう。

鬼怒川ライン下りの様子。写真右手奥に見えるのが、高さ40mにも及ぶ奇岩「楯岩」

「eラフティング」のラフティングツアー。小さな急流ポイントがスリル満点

鬼怒川のテーマパークといえばコレ！

鬼怒川温泉には、ほかに類を見ない個性派テーマパークがある。2015年(平成27)に待望の復活を遂げた「おさるらんど&アニタウン日光猿軍団劇場」もそのひとつ。「反省」で一躍有名になった太郎次郎一門のパフォーマンスをはじめ、たくさんのお猿さんと仲よく触れ合える。東武鬼怒川線の駅名にもなっている「東武ワールドスクウェア」も見逃せない。世界中の建築物や遺跡を25分の1の縮尺で再現した園内を散策すれば、気分はまるで世界旅行。遠近法を生かした「オモシロ写真」で遊ぶのも楽しい。江戸時代の人々や街並みを再現した「EDO WONDERLAND 日光江戸村」もオススメ。クスッと笑える時代劇、迫力満点の忍者ショー、華やかな花魁道中。街歩きでタイムスリップの気分を味わえる。非日常の世界が彩るテーマパーク。どれを選んでも間違いなし。

22か国102点もの建造物を展示する「東武ワールドスクウェア」。飲食店も充実しており、日光名物の湯波料理も楽しめる

「EDO WONDERLAND 日光江戸村」はすべてが江戸時代の文化を肌で体感できるカルチュラルパーク