苗場スキー場

総面積1.34㎢を誇る広大なスキー場は、1日かけてもまわりきれないほど

コースの数とバリエーションが最大の強み

苗場プリンスホテルを中心にゲレンデが構成されており、24のコースと14のリフト、ゴンドラが稼働している。苗場スキー場とかぐらスキー場を結ぶ「苗場ドラゴンドラ(苗場ー田代ゴンドラ)」は全長5481mと日本で最も長いゴンドラだ。2位との全長差が1000m以上もあることからもその規模感をうかがい知ることができるだろう。リフトやゴンドラは山麓からほぼ平行に並んでおり、わかりやすいゲレンデ構成になっている。近隣のスキー場のなかでも最も内陸側にあり、標高が高いため雪質が良いのも特徴だ。

日本一の長さを誇るドラゴンドラに乗れば、約25分で山頂駅までアクセスできる

まぶしいほどキラッキラなゲレンデで初めての雪体験！

スキー場内のキッズパークはファミリー層から人気があり、雪遊び初心者でも楽しめる工夫が凝らされている。スキー場中央にある「パンダルマンひろば」は、子どもたちでも安心してスキーやスノーボードの練習をできるゲレンデや、スリルあふれるチュービング・ソリが体験できる。また、広場中央にある45mのスノーエスカレーターは無料で利用可能だ。スキー場から向かって左手の「わくわくファミリースノーランド」では、ボートをスノーモービルで引っ張り雪原を駆け抜ける「スノートレイン」を楽しめる。スピード調整も可能なので、若者から小さな子どもまで誰でも安心して利用できる。

ゲレンデから見える山々の眺望も魅力のひとつ

スノートレインの疾走感にテンション最高潮！

「雪上のF1」「白いサーカス」とも呼ばれるアルペンスキー

ゲレンデ中央にある「男子リーゼンスラロームバーン」はアルペンスキーのワールドカップにも使われる上級者コース。アルペンスキーとは、コース上の旗門を正確に滑りそのタイムを競う競技。なかでも「男子リーゼンスラロームバーン」は最大斜度32度、平均でも25度と圧倒的な斜度を誇る。さらに少し上にある「スプラッシュボウル」は全長463mと短いが、最大斜度が40度弱となっており、圧雪もしていないため難易度が最も高い。降雪量などの条件が整い、パトロール隊による安全確認が取れた日の開放されているコースだが、最高のパウダースノーを求めてチャレンジをする熟練のスキーヤー、スノーボーダーも多い。

道を間違って上級者コースに迷い込まないように気をつけよう

夏場は避暑地としての利用者も多い

苗場といえば冬のイメージが強いが、グリーンシーズンに訪れる方も多い。毎年夏に開催される「フジロックフェスティバル」はもちろんのこと、ホテル敷地内に併設された「苗場高原オートキャンプ場」は昨今のキャンプブームを受け急激に利用者が増えている。キャンプ用品のレンタルや機能的な炊事場などのサービスを備え、県内外のキャンパーから広く支持を得ている。また「苗場ボードウォーク」はフジロックフェスティバルが開催される森の中を貫くようにつくられた1.7kmほどのトレッキングコース。通称「フジロックの森」を歩きながらゆったりと森林浴を味わおう。

車椅子の方もすれ違えるように2mの幅が設けられている