鷲羽山
瀬戸内海と瀬戸大橋を望む絶好の展望スポット
ビジターセンターで鷲羽山について学ぶ
「雲仙天草」「霧島屋久」とともに日本初の国立公園に指定された「瀬戸内海」の代表的な景勝地。古くから「内海随一の眺望」といわれており、現在は瀬戸内海と瀬戸大橋を見渡せる絶好のロケーションを誇る。まずは、鷲羽山レストハウスがある「第2展望台」を目指し、さらに登って「第1展望台」まで行くことをおすすめする。2ルートが整備されていて、途中からの風景もすばらしくハイキング気分で登って行ける。片方のルートは石段部分が多いので注意したい。「第1展望台」には「鷲羽山ビジターセンター」があり、鷲羽山の歴史や自然、瀬戸大橋について紹介。海底から引き揚げられたナウマンゾウの化石、鷲羽山一帯から見つかった約2万年前に使われていた石器なども展示し、周辺でみられる鳥類、昆虫、植物についても標本やパネルで解説している。
展望台から瀬戸内の多島美と長大橋のある風景を眺める
「第1展望台」には「島一つ 土産に欲しい 鷲羽山」という句碑が立つ。思わず「なるほど!」という声が出てしまうような瀬戸内海の多島美が目の前に広がっている。本州と四国を結ぶ瀬戸大橋を含む景色もすばらしい。「第1展望台」からさらに登ると山頂「鍾秀峰(しょうしゅうほう)」に着く。標高約133mと高い山ではないが、瀬戸内海に迫り出す半島にあってさえぎるものがないぶん、見える景色は雄大でのびやかだ。駐車場がある「第2展望台」から頂上までは15~20分。
夕景や水島コンビナートの夜景も見られる
ふもとから山頂にかけて遊歩道が整備されているので登山を楽しんでもいいし、児島半島のワインディングロードをドライブするのも楽しい。秋から冬に見られる瀬戸大橋と多島美が夕日に染まる景色は、「日本の夕陽百選」に選ばれている。1970年(昭和45)に岡山県内初の有料道路「鷲羽山スカイライン」として開通した鷲羽山の北側の道は、現在は無料開放されており、沿線の展望台からは大規模工場が集まる水島コンビナートを一望できる。夜の景色は、全国の美しい夜景を民間の団体が認定する「日本夜景遺産」に選ばれているので、時間があればぜひ見ておきたい。
スポット詳細
- 住所
- 岡山県倉敷市 地図
- エリア
- 鷲羽山児島周辺エリア
- コース1
- 多島美を誇る瀬戸内海屈指の展望地で、鷲が羽を広げたように瀬戸内海へ突き出ているところからこの名がついたと言われている。頂上「鍾秀峰」に登れば東は播磨灘から西は水島灘まで250度に渡る展望が開ける。日本初の国立公園として知られる瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地で、特に鷲羽山から見た瀬戸内海に沈む夕景は絶景。「日本の夕陽百選」に選定されている。頂上まで綺麗に整備されており、分岐点にも標識があるので迷うことはない。
情報提供: ナビタイムジャパン