月見茶屋

甘味処

4.0

長崎エリア

神様のご利益にあやかる「おすわさん」のぼた餅

長崎の総氏神様「諏訪神社」の参拝のあとに、必ず立ち寄りたいお茶屋さん。甘めのおつゆに細めのうどん。縁起物の手作り「ぼた餅」まで、ホッと一息つけるありがたい立ち寄り処。

日本家屋のたたずまいの外観。茶色の暖簾が目印

緑あふれる長崎公園内に創業1885年(明治18)のうどん茶屋がある。長崎市民の総氏神様である諏訪神社に隣接し、参拝帰りの立ち寄りスポットとして、地元の人から観光客まで長い間愛され続けている老舗だ。参拝のあとすぐ帰るのは「半詣で」。月見茶屋のぼた餅を食べることによって縁起をかつぐことができ、きちんとした詣でになるのだとか。特に毎月1日と15日は「お朔日参り(おついたちまいり)」となり、ご利益が大きくなる。諏訪詣でのあとは必ず手土産にして持ち帰りたい。

木造の落ち着いた雰囲気の店内。小上がりもあり家族に人気

店内席とテラス席があり、公園を眺めながらのひと休みに最適だ

お彼岸のお供え物としておなじみの「ぼた餅」だが、原材料の赤いあずきは災厄を祓い、米は五穀豊穣を象徴しており、古くから縁起のよい食べ物として信じられている。看板メニューの「ぼた餅」(630円)を1人前注文すると、ぼた餅3個とあべ川2個がセットで提供される。食後に少し味わいたい人には、それぞれ1個ずつの注文も可能。きめ細かなこし餡の「ぼた餅」ときな粉たっぷりの「あべ川」は温かい緑茶にぴったり。甘味としては、夏季限定で「かき氷」(430〜610円)も登場する。

なめらかな舌触りのこし餡が美味。持ち帰りも可能

甘味以外にも食事メニューが充実。いちばん人気なのはシンプルな「かけうどん」(440円)。カツオをベースに数種類の出汁が使われ、少し甘めに仕上がっている。細めの麺でプリっと歯切れのよい長崎うどんは出汁によくからみ味わい深い。また麺類とセットで味わえる丼物やちらし寿司もあり、しっかり食事をとりたいときにもオススメだ。夏季限定で「ざるうどん」「ざる蕎麦」「冷やしソーメン」の提供もあり。メニューのバリエーションが多いので子どもから大人まで楽しめること間違いなしだ。

丸みを帯びた細麺が長崎らしいうどんのスタイル

月見茶屋の周辺には明治時代初期に造られたという古い噴水に加え、市営の「どうぶつ広場」や遊歩道まで散策にぴったりのスポットが集まっている。長崎ゆかりの偉人の石像や記念碑も数多くあり、特に注目したいのが「ピエール・ロチの碑」だ。フランス人作家であり海軍士官として世界各地を回った彼は、長崎で日本人女性おカネさんと恋に落ちた。この経験を「お菊さん」という小説にし、人気を博した。彼は諏訪神社近くにあった茶屋をよく訪れていたそうだ。海外との交流や歴史がチラリとうかがえる長崎らしいエリアをぜひ歩いてほしい。

長崎ゆかりのフランス人作家「ピエール・ロチの碑」が月見茶屋そばに立つ

スポット詳細

住所: 長崎県長崎市上西山町19-1 地図
エリア: 長崎エリア
電話番号: 0958226378
時間: 10:00-16:00
[土日祝、毎月1日]9:00-17:00
休業日: 水(毎月1・15日、祝の場合は翌日)
駐車場: なし
※諏訪神社の駐車場を利用
クレジットカード: 不可
電子マネー/スマートフォン決済: 不可
コンセント口: あり(3口)
喫煙: 不可
英語メニュー: あり
平均予算: 【昼】1-1,000円
滞在目安時間: 0-30分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可
ペットの入店: 可(屋外席・テラス)
雨の日でも楽しめる: はい

情報提供：ナビタイムジャパン

クチコミ

懐かしい味

投稿日 : 2020.02.01

諏訪神社の参拝後には必ず立ち寄ります。柔らかい細麺のうどんは、甘めのおつゆが長崎らしく、とても優しい味です。ぼた餅は1人前5つとかなり多くかんじますが、あまり大きくないのと甘さがあっさりしているので、気がついたら完食しています。お願いすれば1個からバラ売りもしてくれます。
長崎公園内

投稿日 : 2019.01.15

ぼた餅とおうどんがおいしい食事処です。テラス席というと洒落ていますが、暖かい日はそちらで食べるのも良さそうです。出入口横ではお菓子も取り扱っていて、そこに売ってあるポン菓子を公園の鳩にあげている子供たちも見かけます。
諏訪神社にあるうどん屋さん

投稿日 : 2018.07.04

諏訪神社の帰りに寄り、お値段がお手頃なうどん屋さん。ぼた餅も名物なのでお持ち帰りしました。あんこときな粉があり美味しかったです。