関門トンネル人道(門司側)

通り

海底を歩いて渡る日本でもここだけの感動体験

九州と本州の間にある関門海峡。その海底を歩いて渡ることができる。人専用の「関門トンネル人道」がそれで、通行料は無料だ。

矢印とともに下関と路面に書かれたトンネル入り口} 矢印とともに下関と路面に書かれたトンネル入り口

車道の直下に人道がある2層構造

「関門トンネル人道」は1958年(昭和33) に開通した「関門トンネル」にあわせ、人専用道として車道直下に造られた海底トンネルで、門司の和布刈(めかり)公園下と下関の「みもすそ公園」を結ぶ。関門トンネルの所属路線が国道2号線で、人道もそれにともない国道2号線になっており、トンネル入り口に国道を表す標識が掲げられているので注目してみよう。トンネルに行くには和布刈神社近くの建物に設置されたエレベーターで地下60mまで降りていく。エレベーターを降りたら椅子などがある空間が広がっており、壁面にはトンネルの説明図や関門海峡の観光スポットなどが紹介されている。また、関門海峡横断記念スタンプと周辺案内マップを兼ねたスタンプ用紙が備え付けられており、旅の記念に押して持ち帰りたい。なお、スタンプのデザインは門司側、下関側の両方を押して完成する。

トンネル入り口のある門司側の建物} トンネル入り口のある門司側の建物

県をまたぐ県境表示は絶好の撮影スポット

人道入り口がある建物まではJR門司港駅から徒歩で30分ほどかかるが、門司港レトロ地区や関門海峡を望む「しおかぜの路」、ノーフォーク広場など見どころも多いので散策しながら向かうのもいい。土・日曜、祝日なら観光列車「潮風号」に乗り、終点の「関門海峡めかり駅」で下車すれば徒歩4-5分で着く。トンネルの通行料は無料。自転車と原付一種(排気量50cc以下)も20円を払えば通ることができるが、必ず押して渡るルールだ。人道は幅4mで右側通行。全長は約780mで、門司側から380mの地点、下関側から400mの地点に福岡県と山口県の県境を示す文字が大きく路面に描かれており、絶好の撮影スポットになっている。県境までは門司側からおよそ10分程度。途中、壁面の所どころにかわいいイラストが描かれていたり、関門海峡の観光ガイドなどが掲出してあり、楽しみながら歩くことができる。

門司のシンボルの1つ、バナナが描かれたエレベーター} 門司のシンボルの1つ、バナナが描かれたエレベーター

記念スタンプを押すことを忘れずに} 記念スタンプを押すことを忘れずに

海峡のほぼ真ん中、県境を示す路面表示} 海峡のほぼ真ん中、県境を示す路面表示

旅の記憶に残る海底トンネル散歩

県境から下関側まではやや上り坂になり、ゆっくり歩いて15分ほど。エレベーターで地上に上がれば、目の前は国道9号線で、その向こう側に海峡に沿ってみもすそ川公園が広がる。ここは源平合戦の最後の舞台となった壇ノ浦古戦場跡で、源義経・平知盛(たいらのとももり)像や、幕末の下関戦争で使われた長州藩の砲台レプリカなどが設置されている。門司側には和布刈神社や門司港の街並みがくっきり見え、改めて海峡の狭さを実感するが、その海底を歩いてきたと思うと感動も湧き、旅の記憶に残るだろう。

下関側のトンネル入り口に掲げられた国道2号線の標識} 下関側のトンネル入り口に掲げられた国道2号線の標識

スポット詳細

住所
福岡県北九州市門司区-山口県下関市 map map 地図
電話番号
0936183141
時間
6:00-22:00
休業日
無休
料金
[歩行者通行]無料
[自転車・原付]20円(押して通行)
駐車場
あり(35台)
※下関側

情報提供: ナビタイムジャパン

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