亜熱帯植物楽園 由布島

水牛車に揺られながらのんびり渡る亜熱帯植物園

西表島東部に浮かぶ由布島は、浅瀬の海を水牛車に乗って渡る風景でおなじみの島。島内では南国の草花や蝶と戯れたり、水牛と記念撮影したりできるほか、レストランやカフェもあり島のリズムでくつろぐことができる。

川から流れた砂が蓄積してできた周囲約2km、面積15万平方メートル(東京ドーム約3個分)ほどの小さな島} 川から流れた砂が蓄積してできた周囲約2km、面積15万平方メートル(東京ドーム約3個分)ほどの小さな島

由布島名物の水牛車で海を渡る

由布島へのアクセスは、まず石垣島の石垣離島ターミナルから定期船で西表島の大原港へ渡り(約40分)、大原港から路線バスに乗って「由布水牛車乗場」で下車(約25分)。目の前に水牛が見えているが、まずは「旅人の駅」に立ち寄ってチケットを購入しよう。西表島と由布島の間は、満潮時でも水深が1m程度の浅瀬の海なので歩いて渡ることもできるのだが、やはりここは名物の水牛車に乗って向かいたい。わずか15分程度の旅路だが、ガイドが弾く唄三線の音色と水牛の歩み、そしてゆったりと流れる雲のリズムが絶妙なハーモニーを奏で、癒やされること間違いなしだ。由布島の水牛は、台湾から稲作のためにやってきた水牛の末裔で1頭1頭に名前と個性があり、その話を聞くのも楽しい。

水牛たちがリラックスする様子も見られる。現役を引退した水牛もここで余生を過ごすそう} 水牛たちがリラックスする様子も見られる。現役を引退した水牛もここで余生を過ごすそう

亜熱帯の緑でいっぱいの島内をのんびり散策しよう} 亜熱帯の緑でいっぱいの島内をのんびり散策しよう

見どころいろいろ、植物のテーマパーク

島全体が亜熱帯植物園になっている由布島に上陸したら、帰りの水牛車の時間に合わせて思いおもいの時間を過ごそう。ヤシやガジュマルなど常緑の植物たちの力強さや、艶やかな南国の花々の美しさを心ゆくまで堪能したい。また、オオゴマダラをはじめとする珍しいチョウが飛び交う「蝶々園」や、色とりどりのブーゲンビレアが咲き誇るガーデンに果樹園、休日を過ごす水牛たちがリラックスしている「水牛の池」、小浜島(こはまじま)を望むマンタの浜などもある。歩き疲れたら八重山フレーバーのジェラートを味わえる由布茶屋や、バラエティ豊かなお土産店で休憩するのも良い。

オオゴマダラやアサギマダラなど、亜熱帯の花々とチョウを間近に観察できる「蝶々園」} オオゴマダラやアサギマダラなど、亜熱帯の花々とチョウを間近に観察できる「蝶々園」

おじぃの夢が込められた由布島の歴史

島を歩いていると、1970年(昭和45)に廃校になった「由布島小中学校の跡地」の看板に出合う。由布島にはかつて多くの住民が住んでいたが、1969年(昭和44)の台風11号の高潮で大きな被害を受け、住民のほとんどが西表島に移住。そんななか、西表正治さんご夫妻だけが島に残り、「この島をいつかハワイのような楽園にしよう」と夢見て水牛で開墾し、ヤシの木や亜熱帯の花々を少しずつ植え続けたことで現在の庭園のような由布島が生まれたという歴史がある。

小浜島が真正面に浮かぶマンタ浜ではビーチ散策を楽しもう} 小浜島が真正面に浮かぶマンタ浜ではビーチ散策を楽しもう

由布島茶屋では黒糖やフルーツを使ったオリジナルジェラート、手作りケーキなどを味わえる} 由布島茶屋では黒糖やフルーツを使ったオリジナルジェラート、手作りケーキなどを味わえる

水牛のルイ君との記念撮影が楽しめるスタジオもある} 水牛のルイ君との記念撮影が楽しめるスタジオもある

スポット詳細

住所
沖縄県八重山郡竹富町古見689 map map 地図
電話番号
0980855470
時間
9:30-16:00(入園締切15:15)
※潮の高さにより開園が遅くなる場合あり
休業日
年中無休(台風や強風などで休園になる場合あり)
料金
【入園料】
[大人(中学生以上)]1,760円
[小人(小学生)]880円
[小学生未満]無料
駐車場
あり
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

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最寄り

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