恋山形駅前
ピンク色に染まった「恋がかなう駅」
鳥取県智頭町と兵庫県上郡町を結ぶ智頭線は1994年(平成6)に開業したローカル線。その駅のひとつ、智頭町の山間にある「恋山形(こいやまがた)駅」は、一日の乗降が数人という小さくて静かな無人駅だが、ユニークさでは全国有数かもしれない。当初の駅名は「因幡山形」だったが、住民の強い要望で人を呼ぶ「来い」にかけ、開業前に「恋山形」に変更された。駅名に「恋」が付く駅は西日本では唯一。地域活性化を図るプロジェクトを開始して、「恋がかなう駅」として話題になった。そして社員が「駅をピンク色にしてはどうか」と発案、2013年(平成25)には、駅舎、フェンス、ベンチ、ゴミ箱にいたるまでピンク色に塗装、駅名標もハート型に。1番のりばには、ハートのモニュメントが設置され、「恋」の字の上の部分にハートマークのくぼみがあり、専用の絵馬がピタっと入る。ほかにも、手紙を投函するとハート型の風景印が押される「恋ポスト」、ハート型絵馬や駅名キーホルダーが買える自動販売機などがある。ちなみに、多くの人が訪れるようになったが車で来る人が多く、列車から降りる客はほぼ変化なしとか。
スポット詳細
- 住所
- 鳥取県八頭郡智頭町大内159-3 地図
- 駐車場
- なし
情報提供: ナビタイムジャパン