入江豊三郎本店
朝鮮通信使やペリー提督にも振る舞われた鞆名産の薬酒「保命酒」
鞆(とも)の浦の名産品「保命酒(ほうめいしゅ)」は、由緒ある歴史をもつ薬酒。江戸時代に保命酒は福山藩の保護を受け、備後の名産品として全国的に名が広がった。『日本外史』で名高い頼山陽(らいさんよう)も、しばしば鞆を訪れ保命酒を愛飲。朝鮮通信使や日米和親条約を締結したペリー提督にも、この酒が振る舞われたといわれている。1886年(明治19)創業の「入江豊三郎本店」は、鞆にある保命酒の蔵元のひとつ。4軒ある保命酒屋のなかでも唯一、植物性のみの材料、薬草を使っているという。みりんを製造販売しているのも、ここだけだ。2021年(令和3)11月に改装オープンした本店では、独自の製法で造られる保命酒はもちろん、本みりんや保命酒のど飴そのほか各種土産を取りそろえ、保命酒の試飲もできる。また本店から少し離れたところに、約200年ほど前の建物と伝えられる仕込蔵があり、今もこの場所で保命酒や本みりんを製造している。この蔵にも店舗が併設され、古い看板や量り売りに使われた道具などを展示するコーナーもある。本店・蔵店ともにちょっとした観光スポットの趣で、気軽に立ち寄れる。また、薬酒が観光土産になっているのも珍しい。鞆を訪れたなら、ぜひこの保命酒を土産にしたい。
スポット詳細
- 住所
- 広島県福山市鞆町鞆534 地図
- エリア
- 福山・鞆の浦エリア
- 電話番号
- 0849822013
- 時間
- 10:00-17:00
- 休業日
- 不定休
- 駐車場
- あり(3台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン