パナソニッククリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」

テクノロジーとアートから、ひらめきをカタチにする楽しさを学ぶ

学びとものづくりを体験しながら、子どもたちの知的好奇心と創造力をはぐくむミュージアム。知性をはぐくむ科学館と感性をはぐくむ美術館の要素を兼ね備え、最新のテクノロジーに触れ、楽しみながらものづくり体験ができる。

工作用のスペースが並ぶ「COSMOS」。完成した作品はステージで紹介

2021年(令和3)、「ひらめきをカタチに」をコンセプトに、「学び」と「モノ・コトづくり」の双方を体験できる施設としてオープン。「AkeruE(アケルエ)」とは、ギリシャ語で「ひらめき」を意味する「Eureka(エウレカ)」から派生した造語。目の前がパッと明るく「アケル」イメージから命名されたという。前身は14年間で約460万人が訪れた理数ミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」。このコンセプトを引き継ぎながら、エンジニアリングやアートの分野も融合させたものだ。館内は2フロア6エリアに分かれ、エントランスがあるのはパナソニックセンター東京の2階。自然に触れて環境について考えるエリアから、実際にものづくりを体験できる創作工房、クリエーター作品の仕組みを分解して原理を学べる展示もあり、多方向からアプローチすることで創造力を形にする力をはぐくめる場所だ。

これからの時代に必要な資質や能力を高める体験を提供する

エントランスがある2階に設けられているのが、「GAIA(ガイア)」「TECHNITO(テクニート)」「CHAOS(カオス)」の3エリア。「GAIA」にある円形のアクアポニックスは、魚と植物を一緒に育てることで地球の循環の一部を再現したもの。洗濯機のドラムを利用した植木鉢、廃材で作った椅子など、アップサイクルの展示もおもしろい。電動工具やレーザーカッター、3Dプリンターなどの機器が並び、好きな工具を使ってものづくりをできる工房が「TECHNITO」。予約制で利用できるほかワークショップを開催し、夏休みの自由研究の場としても人気がある。「CHAOS」はコミュニケーションや休憩用のフリースペース。エントランス横にはカフェとショップを併設し、メニューとグッズにもひらめきを引き出すアイデアがいっぱい詰まっている。

生き物、植物、水、空気の関わりから地球環境を知るアクアポニックス

最新機器の並ぶ「TECHNITO」では電子工作を取り入れたものづくりを体験

AkeruEのコンセプトでもある、「ひらめきをカタチに」する実体験ができるのが3階。エリアのドアが開くと、科学とアートを融合させた「ASTRO(アストロ)」の不思議な展示物が目に飛び込んでくる。一見しただけではよくわからないが、メイン展示の近くにはミニサイズのサブ展示があり、実際に操作して原理を理解できる仕組みになっている。季節ごとに変わるテーマのもと、好きな材料を選んで工作を楽しめるのが「COSMOS(コスモス)」。「PHOTON(フォトン)」は自分のアイデアを写真や動画、アニメーションに編集できるスタジオ。ストップモーション、アフレコ、スローモーション、ズームアウトの4種類の映像制作を体験でき、タッチパネルを利用して行う動画編集に子どもたちは興味津々だ。完成した作品を大型スクリーンに映し出すと、映像クリエーターになった気分を楽しめる。子どもの知的好奇心と創造力をはぐくむのはもちろん、大人も一緒に体験すれば新しい気づきにつながるに違いない。

「ASTRO」の不思議な展示物に目が釘付けになり動けなくなる来場者も

アーティストがデザインした磁場をコンピューター制御で表現した立体造形

2～3人用の撮影ブースが並ぶ「PHOTON」では制作のコツやヒントを共有できる

スポット詳細

住所: 東京都江東区有明3-5-1 パナソニックセンター東京 2F 3F 地図
エリア: 豊洲・有明・お台場エリア
電話番号: 0335992600
時間: 10:00-17:00(3Fの最終入場は16:00)
休業日: 月、年末年始
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club、その他)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、iD、PayPay、d払い、auPAY、ALIPAY、銀行PayWeChatPay(微信支付))
Wi-Fi: あり
コンセント口: あり(4口)
喫煙: 不可
ベジタリアンセレクション: ヴィーガン向けあり
英語メニュー: あり(カウンター上のサインボードにて)
平均予算: 【昼】1-1,000円
滞在目安時間: 30-60分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可