白川吉見神社
白川水源の鎮守神として水神様を祀る神社
日本名水百選「白川水源」の守り神
白川吉見神社は「日本名水百選」としても知られる白川水源の鎮守神だ。白川吉見神社の「吉見」は「吉水(よしみず)」から来たという説もある。平安時代から続くといわれる長い歴史をもつ神社で、水汲み場も設置されており、平日、休日を問わず多くの人が訪れる。御祭神は草部(くさかべ)吉見神社に連なる水神の国龍大明神(くにたつだいみょうじん)と罔象女神(みつはのめのかみ)。境内には天満宮もあり、子安観世音、馬頭観音も合わせて祀られている。
ご利益は「健康長寿」「病魔退散」。水とともにある神社
白川吉見神社の創祀は不明だが、古代より水源の守護神として知られる存在であった。社殿が建立されたのは1701年(元禄14)、第3代肥後熊本藩主・細川綱利の時代である。水源を訪れた綱利が湧き水の清らかさと肥後の田畑をうるおす水の恩に感動して「白川水源」と名づけた。合わせて社殿を建立するよう、時の郡代に命じたと伝えられている。白川吉見神社のご利益は「健康長寿」「病魔退散」「病気平癒」である。
参拝だけでない楽しみ方も
白川吉見神社では参拝や水を汲むだけでない、ほかの楽しみ方もある。色をつけたり、草花を入れたりして作るオリジナルの和紙作り体験は年代を問わず人気だ。できあがった和紙は持ち帰って飾りたい。また、水源を眺めながら食事をいただける茶屋もある。白川水源の水はミネラルウォーターとして販売もされているので、お土産として買い求めるのもおすすめだ。空のペットボトルも販売されているので、入れ物を忘れても心配ない。
鉄道や車で休日に訪れたいスポット
白川吉見神社および白川水源は、南阿蘇鉄道白川水源駅から徒歩10分で到着する。南阿蘇鉄道では寒い時期を除いて、高森駅-中松駅間に毎日トロッコ列車を走らせており、のんびりと移動を楽しみたい人におすすめのアクセス方法だ。車では九州自動車道熊本ICから国道57号を阿蘇方面に向かい、立野の大橋を渡って国道325号を案内板に従って走れば到着する。無料駐車場も完備されている。自然のなかにある神社で静かな一日を過ごそう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン