神戸旧居留地
フォトジェニックな近代建築が立ち並ぶ、オシャレな街を巡る
東洋の居留地として最も美しいと称された街
今から約150年前、神戸の開港をきっかけにやって来た外国人のための住居や仕事場として造成された居留地。神戸の外国人居留地は、当時の兵庫の市街地から東に3.5km離れたところに建設された。その理由は、日本人と外国人との紛争を避けるため。ヨーロッパの近代都市計画技術にならい、イギリス人土木技師J・W・ハートにより西洋的な126区画に整備された。当時、東洋における居留地として最も良く設計された美しい街であると称され、現在でもその形はほぼそのまま残されている。
旧居留地に現存する明治初期の外国商館
旧居留地の近代建築のなかでも、まず見ておきたいのが「旧神戸居留地十五番館」。1880年(明治13)頃に建設され、この地域で唯一残った明治期の洋風建築だ。木骨レンガ造りの2階建てで、様式は17世紀から18世紀のイギリスの植民地で流行したコロニアルスタイルを採用し、アメリカ領事館として使われていたもの。阪神・淡路大震災で倒壊したものの、復元・再生され、現在はレストランとして使われている。また、国の重要文化財にも指定されている。
それぞれ趣が異なるレトロな近代建築を探索
この一帯には「旧神戸居留地十五番館」以外にも、大正から昭和期にかけて建設された近代洋風建築のオフィスビルが多数残っている。たとえば、ナショナルシティ銀行神戸支店として1929年(昭和4)に建てられた「旧居留地38番館」は、渦巻き装飾の柱頭をもつイオニア式の4本の円柱があり、建物の両端は石積みを目立たせたアメリカン・ルネサンス様式。クラシカルな外観は旧居留地のオシャレさを象徴するよう。建物以外にも、旧居留地エリアには当時の史跡が点在していて、「旧神戸居留地十五番館」の隣では、居留地内に埋設されたレンガ造りの下水道管を見ることができる。
オフィスビルだけでなく飲食店やショップも
日英通商航海条約により1899年(明治32)に居留地が返還されてからは、多くの日本人が入り込むようになり、ビジネスの中心地として発展を続けた。明治から昭和初期に建てられた歴史的建造物では、飲食店やショップが営業されているものも。神戸の海岸通にそびえ立つ、築100年以上の名建築「海岸ビルヂング」には、アンティークの家具や雑貨をセンス良く配したカフェ「アリアンスグラフィック」がある。むき出しのレンガの壁など趣のある店内で食事ができるとあって、その歴史ある雰囲気に魅了される人も多い。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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