旧愛国駅駅舎(旧愛国駅交通記念館)

記念館

昭和の時代から愛される人気のスポットが、今SNSで大人気!

愛国駅は、かつて存在した国鉄広尾線の駅。同じ路線に幸福駅があり「愛の国から幸福駅へ」のキャッチコピーで、昭和の時代には多くのカップルが訪れていた。今はSNS映えするレトロスポットとして人気が再燃している。

かわいらしいピンクの駅舎は絶好のフォトスポット} かわいらしいピンクの駅舎は絶好のフォトスポット

昭和の時代に愛された人気のスポット

1987年(昭和62)、国鉄広尾線の廃線とともに廃駅となった愛国駅。この駅が観光スポットなのは、2つ先に幸福駅が存在し「愛国から幸福ゆき」の切符が幅広い年齢層の間で大ブームとなったから。使われなくなった駅舎は「愛国交通記念館」として整備されているが、愛国駅は駅舎の外の見学も楽しい。プラットホームからSLを眺めるのはもちろん、駅前のふれあい広場には「愛国から幸福ゆき」の切符をかたどったモニュメントや、ハート型の噴水がある。昭和の時代にこの駅で愛を誓った恋人同士が、夫婦となり再び訪れることもあるという。

ハート型の噴水はSNS映えスポットであると同時に、子どもたちの水遊び場になっている} ハート型の噴水はSNS映えスポットであると同時に、子どもたちの水遊び場になっている

懐かしい国鉄時代の鉄道部品もズラリ

駅舎の中には、トロリー使用表示板や歯止めなど鉄道ファン垂涎の品々が展示されている。駅に掲げられている運賃表によると、愛国駅から東京駅までは1987年(昭和62)当時で8400円。「意外と安くない?」なんて会話が聞こえてくる。ICカードが主流となった今、特に若い世代の観光客には切符1枚も新鮮に思えることだろう。ホームに出ると、迫力満点のSL19671号が待っている。蒸気機関車時代の末期まで使用された型式で、かつては四国を除く全国で使用されていた。

11月下旬~3月の期間はサビ防止のため、ブルーシートで車体が覆われてしまい見学できないので注意} 11月下旬~3月の期間はサビ防止のため、ブルーシートで車体が覆われてしまい見学できないので注意

正面の壁に貼られたたくさんの紙は、観光客が残していったメッセージだ} 正面の壁に貼られたたくさんの紙は、観光客が残していったメッセージだ

恋愛成就は愛国の隠れ縁結びスポットへ

少し足を延ばして、近くの愛國神社も訪れてみよう。愛国駅は「愛国青年団」という開拓団体があったことに由来する。入植者たちは出雲大社から分霊を受け、国土の安定や産業開発のご利益で知られる大國主命をここに祀った。大國主命は、縁結びでも有名な神様だ。恋愛成就の願いがあればこちらにも参拝しよう。愛國神社の社務所は無人。御朱印をいただくなら、参拝後、引換券を手に車で10分ほどの距離にある大正神社へ。駅方向に戻る形で国道236号を走り、愛国駅を通り過ぎて走り続けると到着する。ちなみに同じ道をまっすぐそのまま進めば、幸福駅にたどり着く。

愛國神社は1902年(明治35)創建。この地域の産土神社になっている} 愛國神社は1902年(明治35)創建。この地域の産土神社になっている

ハート型の絵馬に、ステキな出会いや恋愛成就の願いを込めよう} ハート型の絵馬に、ステキな出会いや恋愛成就の願いを込めよう

愛国&幸福のスタンプが欲しいときには……

愛国駅に来たら幸福駅も訪れたいところ。広尾線ではわずか2駅先だったが、今は車で15分ほど先となる。とかち帯広空港からこの付近を訪れるなら、空港に近い幸福駅から回ると効率がいい。また愛国駅から車で1時間ほどかかるが「広尾町海洋博物館(広尾郷土文化保存伝習館)」には、旧国鉄広尾線の記録展示室がある。駅員が使っていた道具や各駅の情報を記したパネル、切符などが展示されており、幸福駅と愛国駅のスタンプを押すことができるので、鉄道ファンなら合わせて訪れたい。

「幸福ゆき切符ハガキ」(180円)には、駅近くの郵便局で「愛国」「幸福」の印を押してもらえる} 「幸福ゆき切符ハガキ」(180円)には、駅近くの郵便局で「愛国」「幸福」の印を押してもらえる

スポット詳細

住所
北海道帯広市愛国町愛国町基線39-40 map map 地図
時間
9:00-17:00(3-11月は毎日、12-2月は日のみ開館)
駐車場
あり(20台)

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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