温泉薬師堂
霊験あらたかな本尊は、親指ほどの小さな薬師如来
湯原のメインストリートを散策すると、湯原温泉の湯元がある「湯本温泉館」の向かい、湯原きっての老舗宿「油屋」の隣に、ちょっと気になるお堂が目をひく。それが温泉薬師堂(延命山温泉寺薬師堂)で、開基は今から400年余り前の慶長年間(1596-1615年)。薬師如来はその名のとおり薬効の霊験あらたかな仏で、全国各地の由緒ある温泉地で薬師如来を祀る薬師堂が見られるが、ここの本尊は親指ほどの大きさの薬師如来で、向かいの温泉館の湯元から出現したと伝わる。1893年(明治26)の大水害で、この本尊が堂もろとも流されたが、80kmほど下流の河原で釣人に拾われ、「湯原に帰りたい」という夢のお告げで湯原に帰ったという。そんな由来から、「健康かえる」「銭かえる」の薬師様として信仰を集めている。毎年5月8日には「花まつり」が行われ、ふだんは本堂の奥に祀られている親指ほどの薬師如来は、その日だけ拝観することができる。
スポット詳細
- 住所
- 岡山県真庭市湯原温泉24 地図
- エリア
- 蒜山高原・津山・美作三湯エリア
- 電話番号
- 0867622526
- 休業日
- 無料
- 料金
- 無休
情報提供: ナビタイムジャパン