伊吹山

登山はもちろん、山頂近くまで車でのアクセスもOK!滋賀の最高峰

滋賀県と岐阜県の県境にそびえる標高1377mの伊吹山は、滋賀県内でいちばん高い山だ。ふもとから約4時間の登山にチャレンジするか、ドライブウェイで9合目まで行き、短時間で山頂を目指す手段がある。

伊吹山は「日本百名山」のひとつ。山頂が滋賀県米原市に属する} 伊吹山は「日本百名山」のひとつ。山頂が滋賀県米原市に属する

表登山道から山頂を目指す

伊吹山の登山ルートはいくつかあるが、定番は三之宮神社が鎮座する表登山道だ。伊吹山は古来荒ぶる神が宿る山とされており、『古事記』や『日本書紀』にも記述が見られる。奈良時代以降は修行に勤しむ行者の多くが、神の力を得るため山の頂を目指したという。行者たちも立ち寄った登山道最初の聖地にあたる三之宮神社で、登山の無事を祈願してからゲートをくぐろう。木々が生い茂る道を進むこと30分ほどで森を抜け、標高420mの1合目に到着。振り向けば周囲の山々と米原の地が織りなす眺望が広がる。標高720mの3合目の手前辺りからは、伊吹山の山頂が視界に入るようになる。ここまでは登山というよりハイキングの感覚で登ることができる。3合目の先は山頂までお手洗いがないので気をつけよう。

表登山道のゲート。付近には民営の有料駐車場が点在する} 表登山道のゲート。付近には民営の有料駐車場が点在する

1合目を過ぎた辺りで振り返るとこのような景色が広がる} 1合目を過ぎた辺りで振り返るとこのような景色が広がる

5合目から山頂へは本格的な登山

登山道にはゴツゴツとした大小の石が転がっているので、足元に注意しながら登っていこう。周囲の山々の頂上はことごとく眼下にあり、伊吹山の高さを実感する。標高880mの5合目からはつづら折の山道が続く。日陰がなくなるので熱中症には注意が必要だ。傾斜が急になり、大きな石に行く手を阻まれて息があがってくるが、背後の絶景と吹きわたる爽やかな風が心身の疲れをほぐしてくれる。休憩をこまめにとりながら一心に山頂を目指そう。山頂までの所要時間は4時間前後。山頂の眺めだけを楽しみたい人は、伊吹山ドライブウェイを活用して9合目にある山頂駐車場へ。3つの登山道から所要時間20~60分で山頂にたどり着ける。※伊吹ドライブウェイは11月最終日曜~4月第3土曜(予定)まで冬季休業のため通行止め

3合目から伊吹山の山容を望める} 3合目から伊吹山の山容を望める

8合目を越えて山頂を目指す。頂上まであとひと息だ} 8合目を越えて山頂を目指す。頂上まであとひと息だ

1377mの山頂の眺めを満喫

山頂からは琵琶湖とその向こうの比良山や比叡山や、日本アルプス、岐阜の街まで一望する大パノラマが広がる。伊吹山には約1300種もの薬草や亜高山帯の植物も自生しているといい、山頂の花畑は国の天然記念物に指定。薬草や高山植物の見頃は7~8月だ。山頂はほかの山と比べて広々としており、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の石像や一等三角点などの見どころがある。お弁当を持参するのもいいが、山小屋(冬季は休業)が数軒建ち、蕎麦をはじめ、カレーや丼物、豚汁などのメニューがそろっているので、気楽に山頂グルメを楽しむのもいい。山頂は天候の変化が激しく、麓と比べて10℃ほど気温差があるので、服装には気を付けたい。下山の所要時間は2~3時間ほど。日が暮れる前に下山完了できるよう、あらかじめタイムスケジュールを立てておくと安心だ。

山頂の山小屋。食事のほか、ソフトクリームや名物伊吹牛乳も} 山頂の山小屋。食事のほか、ソフトクリームや名物伊吹牛乳も

山頂から琵琶湖を望む} 山頂から琵琶湖を望む

スポット詳細

住所
滋賀県米原市上野ほか map map 地図
電話番号
0749535140
料金
[入山協力金]300円
駐車場
あり
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
120分以上
備考
※電話は米原市役所シティセールス課に繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

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最寄り

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