竜ヶ岩洞

洞窟

「映え」効果でさらに人気! 神秘の洞窟で大自然のアートに迫る

2億5000万年前の地層といわれる石灰岩地帯にあり、竜ヶ石山の南麓に開口した竜ヶ岩洞。総延長1000m(一般公開は400m)の洞内は一部ブルーライトに照らされ、神秘的な洞窟探検が楽しめる。

東名浜松西および三ケ日ICより約30分。「湖北五山(奥浜名湖地域にある国指定重要文化財を有する5つの寺院の総称)」のひとつ「方広寺」にもほど近いから、あわせて訪れるのもオススメだ} 東名浜松西および三ケ日ICより約30分。「湖北五山(奥浜名湖地域にある国指定重要文化財を有する5つの寺院の総称)」のひとつ「方広寺」にもほど近いから、あわせて訪れるのもオススメだ

東海最大級の鍾乳洞はユーモアセンスも最上級

洞内は年間を通して約18℃に保たれ、夏でも冬でも快適に過ごせる。一歩足を踏み入れればそこは暗い洞窟、快適さよりも恐怖感で背筋が寒くなるが、それも一瞬のこと。行く手には悠久のときが創り上げた鍾乳石の姿が幻想的に浮かび上がり、すぐに目を奪われる。足を滑らせないよう注意しながら進んでいくと、通路の右脇に支流のように細い道があり、入り口に「登竜門」との表示が。なんでもこの細い道を無事通り抜けることができれば願い事が叶うという。長さは7.2m、つまり約4間。これを「よんけん」ではなく「しけん」と読み、「試験に通る」という験担ぎ(げんかつぎ)が由来だとか。なるほど気が利いている。こんなユーモアセンスは見どころや鍾乳石のネーミングにも見受けられる。

これが「登竜門」入り口。効験は「受験合格」「大願成就」「縁むすび」。まず3度深呼吸して鐘を1打、そして願いを一喝! いざ行かん!} これが「登竜門」入り口。効験は「受験合格」「大願成就」「縁むすび」。まず3度深呼吸して鐘を1打、そして願いを一喝! いざ行かん!

太古の昔から土が斜めに堆積して形成された地層の様子がわかる「びょうぶ岩」。両側から行く手を阻むように岩壁が迫る} 太古の昔から土が斜めに堆積して形成された地層の様子がわかる「びょうぶ岩」。両側から行く手を阻むように岩壁が迫る

「マリア観音」。石筍(せきじゅん・後述)のマリア像にときどき虹が架かる。なんでもその虹は心がきれいな人だけに見えるという……。見えるまで待とう} 「マリア観音」。石筍(せきじゅん・後述)のマリア像にときどき虹が架かる。なんでもその虹は心がきれいな人だけに見えるという……。見えるまで待とう

いよいよ「黄金の大滝」へ!

鍾乳石は今も成長を続けており、その速度はおよそ100年でわずか1cm。地層面にある割れ目や断層から少しずつ水がしみ込み、天井からストローと呼ばれる細い鍾乳管が形成され、長い歳月をかけて大きなつらら石となる。一方、床では天井から落ちた水滴が徐々に堆積して石筍となり、つらら石と石筍がさらに成長すると互いがくっつき石柱となる。洞内の所どころに鍾乳洞に関する説明ボードが設置されているから、ぜひご一読あれ。説明ボードを読んでいると、その先には「竜ヶ岩洞」のクライマックス、その名も「黄金の大滝」。滝の落差30m、その滝が流れ落ちる様子があたかも金粉を思わせることからこの名が付いた。水底からはブルーやグリーンのライトが滝を照らし、幻想的かつダイナミックな光景を描き出している。

これが「黄金の大滝」。圧倒されて足がすくむが、勇気を出して最前列でご覧あれ。もちろんここも「映え」スポットだ} これが「黄金の大滝」。圧倒されて足がすくむが、勇気を出して最前列でご覧あれ。もちろんここも「映え」スポットだ

迫力満点の鳳凰とご対面!

「黄金の大滝」を十分満喫したら、もう1つの大きな見どころ「鳳凰の間」を目指そう。ちなみにこの「鳳凰の間」では鍾乳管、つらら石、石筍、石柱のほか、帯状鍾乳石(カーテン)、流れ石、石花、曲石など、計11種類の鍾乳石を見ることができるから、よく観察してみよう。「鳳凰の間」をあとにしたら、無数のつらら石がきらめく「シャンデリアの間」や不純物のない真っ白な鍾乳石「姫かんざし」、石筍が7つ並んだ「知の七福神」など、それぞれに個性に富んだ自然のアートを眺めながら出口へ。神秘の洞窟探検はこれで終了なのだが、この神秘の世界をもっと知りたいという方は「洞窟資料館」へ。

本当に鳳凰が羽を広げているかのような「鳳凰の間」。これは迫力満点だ} 本当に鳳凰が羽を広げているかのような「鳳凰の間」。これは迫力満点だ

洞窟探検のあともお楽しみは続く

出口から続く「洞窟資料館」。ここは日本で初めて洞窟をテーマに造られた資料館だ。鍾乳石や洞窟を取り巻く環境や竜ヶ岩洞の歴史などがジオラマやパネル、実物展示などで詳しく紹介されている。また、併設の売店では、数々のお土産品はもちろん、竜ヶ岩洞が育てたおいしいお茶も販売。洞内の気温(18℃)と湿度(90%)が茶葉の熟成に適しており、近隣地域で採れた茶葉はこの「天然の冷蔵庫」のなかで100日間眠ることで味わい豊かなお茶となる。茶処・静岡の一風変わったお土産としてオススメだ。また、石(パワーストーン)に興味がある方もぜひこの売店に立ち寄ってほしい。このほか屋外には、天然冷風浴とカルシウムイオンいっぱいの足湯ならぬ、ひんやりした洞内水の「足水」を楽しめる「ようきた洞」(4~10月)や、ユニークな顔はめ看板などがある。

資料館を見学したら売店に向かおう。「県内のバスガイドが選ぶアイスクリーム」ナンバー1に認定されたアイスやジェラートもオススメ} 資料館を見学したら売店に向かおう。「県内のバスガイドが選ぶアイスクリーム」ナンバー1に認定されたアイスやジェラートもオススメ

コウモリの顔はめ看板。洞内には野生のコウモリが生息し、また入り口では1日2回フルーツコウモリのエサやりショーが行われる} コウモリの顔はめ看板。洞内には野生のコウモリが生息し、また入り口では1日2回フルーツコウモリのエサやりショーが行われる

スポット詳細

住所
静岡県浜松市浜名区引佐町田畑193 map map 地図
電話番号
0535430108
時間
9:00-17:00
休業日
年中無休
料金
[大人]1,000円
[小・中学生]600円
駐車場
あり(500台)
※無料
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
30-60分
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい
備考
※車いすでの洞内入場不可。他エリアについてはお問合せください

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 子供から大人まで楽しめます
    4.0 投稿日 : 2023.04.02
    入り口入ったらコウモリが観れました。洞窟に入っていくとマイナスイオンを感じられる空気感で、何千年もかけて出来た鍾乳石や時代時代の水面の位置を示す地層など、神秘的で俗世間を忘れられます。途中滝もあり壮大な感じがしました。出口を出ると、土産屋さんでクリスタルなどお値打ちで売っていました。珍しいジェラートがいくつもあり、竹炭とお酒のジェラートをWでたのんで530円でした。滞在時間は1...
  • 鍾乳洞
    3.0 投稿日 : 2022.06.11
    浜松市北区にあります、観光鍾乳洞です全長1000メートルの4400メートルが一般公開されています、鍾乳洞としてはかなりスケールが小さいですなにせ迫力がないです。
  • 鍾乳石などがもっと大きければ
    3.0 投稿日 : 2022.05.16
    蒲郡のホテルにパンフレットが置いてあって、東海地方最大規模の謳い文句と写真に惹かれて、第二東名自動車道を浜松いなさインターで下りて行ってみました。確かに鍾乳洞の観光地として規模は大きいのですが、鍾乳石、石筍などが小さくて期待外れでした。

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アクセス

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最寄り

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