目の霊山 油山寺

寺院

奈良時代から変わらない豊かな自然。目の仏様、足の神様に参拝

油山寺(ゆさんじ)には、目の仏様と足の神様として参拝客が全国から訪れている。由緒ある建造物や文化財に加えて、奈良時代から変わらない豊かな自然が特徴。空気を吸うだけでもリラックス、リフレッシュできる。

寺がある山から油が湧き出たことが由来} 寺がある山から油が湧き出たことが由来

参拝客を迎える国重要文化財の山門

東名高速の袋井ICから車で15分走ると、油山寺にたどり着く。開山した奈良時代から変わらないという自然。澄んだ空気をいっぱいに吸い、野鳥の声を耳にすると、自然の一部になったような感覚になる。749年(天平21)に孝謙(こうけん)天皇が眼の病気を患った際、本尊の薬師如来に眼病平癒を祈願し、境内を流れる「るりの滝」で目を洗ったところ全快したことから「目の霊山」として信仰を集めている。また、守護神の軍善坊大権現(ぐんぜんぼうだいごんげん)は、天狗の姿をした健足の神様として知られている。最近は、がんの治癒や予防を祈願する参拝客が増えている。参拝客を迎える山門は、かつて掛川城の玄関口を守る大手門だった。1873年(明治6)の廃城令によって移築。国指定重要文化財に登録されている。山門の前にそびえ立つのは御霊杉(みたますぎ)。枝葉は杉で幹は松という2つの木が1つになった不思議な霊木。県指定天然記念物となっている。

国指定重要文化財に登録されている山門} 国指定重要文化財に登録されている山門

県指定天然物の御霊杉} 県指定天然物の御霊杉

源頼朝から寄進された三重の塔と薬師本堂

山門をくぐると、自然に囲まれた参道に続く。野鳥の声や谷川のせせらぎを聞きながら、1万年前の姿を残した森林をゆっくりと歩く。ゆるやかな上り坂を5分ほど歩くと、孝謙天皇の眼病が治癒したといわれる「るりの滝」に着く。神秘的な雰囲気に力がみなぎる感覚が湧き、滝が流れる音は心を癒やす。そのまま上っていくと右手に見えるのが「三重の塔」。源頼朝から眼病平癒のお礼として薬師本堂に建立され、安土桃山期の三名塔のひとつに数えられている。国の重要文化財にも指定されている。そこから山頂に向かうと「薬師本堂」に到着。堂内には本尊の薬師如来を納めた厨子と、守護神・軍善坊大権現が祀られており、参拝客は目や足腰の守護や治癒などを願って手を合わせる。三重塔と同様、源頼朝から寄進された。

奈良時代から守り抜いている豊かな緑} 奈良時代から守り抜いている豊かな緑

三重塔も国指定重要文化財} 三重塔も国指定重要文化財

目や足腰の病の治癒を願って訪れる薬師本堂} 目や足腰の病の治癒を願って訪れる薬師本堂

東海地方で唯一、参拝客も体験できる滝行

「るりの滝」では、心の修行体験ができる。滝行は水圧が強過ぎても弱過ぎても効果が薄くなる。「るりの滝」の水圧は滝行に適しており、東海地方の寺で唯一、一般の参拝客にも開放している。30~40分、滝に打たれながら自分の心と向き合う時間を過ごすと身が引き締まる。体験は1日4回、年中受け付けている。水着とタオルの準備が必要で、週末は予約でいっぱいになる。護摩祈祷を目的とする参拝客も多い。仏様の前で炎を上げる護摩祈祷は、願いを込めた人々の煩悩を焼き尽くし、願いを仏様に届ける意味をもつ。1日4回の祈祷は、予約をすれば誰でも受けられる。そのほかにも、法話、座禅、写経写仏といった修行体験も申し込める。豊かな自然に包まれ、自らを見つめ直す時間を過ごせば、頭も心もリフレッシュできる。

「るりの滝」では滝行を体験できる} 「るりの滝」では滝行を体験できる

スポット詳細

住所
静岡県袋井市村松1 map map 地図
電話番号
0538423633
時間
9:00-16:30
休業日
年中無休
料金
[宝生殿内拝観]大人300円
駐車場
あり(200台)
※無料
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
あり
喫煙
平均予算
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
可(要事前連絡)
乳幼児の入店
ペットの入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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