ごかつら池ふるさと村

アクティビティやグルメが充実のレジャー施設

美しい景観を見せる五桂池のほとりに広がる、複合レジャー施設。松阪牛や伊勢うどんなど三重県ならではのグルメを満喫できるレストランや、かわいい動物たちと触れ合える「ふるさと村どうぶつパーク」などの施設がある。

ペダルボートも楽しめる五桂池(ごかつらいけ)。春は池沿いの桜並木が美しい

紀州和歌山藩・田丸城主の指示で、この地域の大庄屋・三谷吉左衛門により1672年(寛文12)に築造された広大な灌漑用溜池「五桂池」のほとりに広がる「ごかつら池ふるさと村」。「身近に動物にふれあうことができる動物園」をコンセプトに、49種約250匹の動物を飼育している「ふるさと村どうぶつパーク」は子どもたちに大人気だ。園内ではヤギや馬、カピバラなどの動物がのんびり暮らしている。なかには国内では数頭しか飼育されていない、カラカルなど珍しい動物も。園内入り口で野菜の入った「カゴエサ」(200円)を販売しているほか、園内各所にエサの自動販売機(100円)を設置しており、動物たちと近距離で触れ合うことができるのも魅力。(現在リニューアル工事の為2024年4月末まで閉園中)

一部の動物にはエサをやることができる。エサの種類は動物により異なるので、プレートを確認しよう

プレーリードッグの「ムチコ」は園のアイドル的存在

ごかつら池ふるさと村はグルメも充実しており、2種類のレストランがある。1つは調理師を目指す学校、相可高校(おうかこうこう)食物調理科調理クラブの生徒が、先生の指導のもとに地元の食材を最大限に取り入れたメニューを調理し提供する「高校生レストランまごの店」。2011年(平成23)に『高校生レストラン』としてドラマ化され、全国的にも話題となった。営業は授業のない土・日曜、祝日のみとなっているので注意が必要。また、最新の営業状況は相可高校のウェブサイトで確認してから向かいたい。もう1つの店舗は「マルシェグランマキッチン」。三重県多気町産の松阪牛を100％使用したぜいたくなハンバーグ(土・日曜、祝日限定)や、松阪牛メンチカツ定食など、地元特産の松阪牛を使用した料理をリーズナブルに味わえる。また、松阪周辺で愛され続けている隠れ名物「鶏焼き肉」を味わえる定食なども人気が高い。

「まごの店」はオープンキッチンになっており、生徒たちが調理している様子も見られる

「マルシェグランマキッチン」で味わえる「鶏焼き肉定食」(980円)。相可高校の生徒が開発したタレが味の決め手

ファミリーロッジやテントサイトも備えており、宿泊も可能。ロッジは4種類・合計20棟あり、宿泊人数にあわせて選ぶことができる。各棟には冷暖房、Wi-Fi、テレビを設置。最も設備が充実したS棟には、冷蔵庫やキッチン、洋式トイレも備わっている。手ぶらでBBQを楽しめるセットもあり、松阪牛カルビ600g(4人前)などが付いた「特選松阪牛セット」などが人気。豊かな自然のなか、思いおもいに休日を楽しむことができる。また、「マルシェグランマ」では、地場の新鮮野菜や加工品などを販売。こちらで購入した食材で、キャンプ料理を作って楽しむのもおすすめだ。ほかにもみかんの収穫体験など、アクティビティが盛りだくさん。

全500席(すべて屋根付き)の「ふるさとの家 BBQエリア」