山梨県立リニア見学センター

博物館/科学館

時速500km/hの世界を体感できる日本唯一の施設

2027(令和9)年に品川-名古屋間が開業予定のリニア中央新幹線。都留(つる)市にある山梨県立リニア見学センターでは、走行試験の見学をはじめ、さまざまな展示物によってリニアの仕組みを体験しながら学ぶことができる。

1階フロアには超電導リニア「MLX01-2」の実物が展示されている} 1階フロアには超電導リニア「MLX01-2」の実物が展示されている

2014年(平成26)にリニューアルオープンした「どきどきリニア館」

リニア中央新幹線の走行試験を見られるのは、山梨県内の上野原市-笛吹市を走る山梨リニア実験線のみ。リニア見学センターはそのほぼ中間に位置し、軌道のすぐ横にメイン施設の「どきどきリニア館」が建っている。館内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、2003年(平成15)に当時の世界最高速度である時速581km/hを記録した超電導リニア「MLX01-2」。1995年(平成7)に山梨リニア実験線での走行試験のために誕生した車両で、2011年(平成23)まで活躍した。このほか1階では、約半世紀にわたるリニア開発の歴史について学ぶことができる。

山梨リニア実験線で14年間走行を行った「MLX01-2」。車内の見学もできる} 山梨リニア実験線で14年間走行を行った「MLX01-2」。車内の見学もできる

展示物や実験を通して、超電導リニアの仕組みについて学ぶ

2階は超電導リニアの仕組みに関するコーナー。超電導リニアとは、車両に備えた超電導磁石と地上に設置したコイルの間に生じる力で、車体を浮かせて走る鉄道のこと。一般の鉄道と異なり摩擦力に頼らないため、より速く安全に走ることができる。ここでは、リニアが走行するために不可欠な推進・浮上・案内の仕組みについて、5つの体験装置を動かしながら学ぶことができる。また、磁力による浮上走行を体験できる「ミニリニア」、定期的に行われる「超電導コースター」の実験などもあり、わかりやすく超電導の世界に触れられ、子どもだけでなく大人にも好評だ。

さまざまな展示により超電導リニアについて理解を深められる2階フロア} さまざまな展示により超電導リニアについて理解を深められる2階フロア

全長20mの「ミニリニア」は子どもたちに人気。親子で乗車することもできる} 全長20mの「ミニリニア」は子どもたちに人気。親子で乗車することもできる

未来の山梨をイメージしたジオラマとシアター

3階には、リニア中央新幹線開業後の山梨県をイメージした「リニアジオラマ」が展示されている。リニアはもちろん在来線の車両がかけ巡る大型ジオラマには、本物そっくりの風景や遊園地のアトラクションなど動く模型があったり、楽しい仕掛けが盛りだくさん。背景のスクリーンには山梨の四季折々の情景が映し出され、臨場感たっぷりだ。また「リニアシアター」では「リニアが変える日本の未来」を1時間に5回上映しており、山梨県の交通発達の歴史を学べるとともに、映像と振動で時速500km/hの世界を体感できる。

「山梨の四季」をテーマにしたジオラマ。映像上映は毎時10分、30分、50分より12分間} 「山梨の四季」をテーマにしたジオラマ。映像上映は毎時10分、30分、50分より12分間

時速500km/hで走行するリニアを間近で体感する!

「どきどきリニア館」では、1階から3階まですべてのフロアで、時速500km/hで走行するリニアを見ることができる。1階からはあっという間に走り去っていくスピードに圧倒され、2階の屋外テラスでは音や風を肌で感じ、3階の見学ラウンジでは東京方面のトンネルからニールセン橋を渡って走行してくる車両を撮影したりと、いろいろな楽しみ方ができる。リニアの位置は館内のモニターで確認できるほか、リニアが見学センターに近づくとアナウンスがあるので、見逃す心配もない。ただし走行試験が実施されない日もあるので、事前に見学センターのウェブサイトで確認しておこう。

3階の見学ラウンジから見たリニアの走行試験。シャッターチャンスは一瞬!} 3階の見学ラウンジから見たリニアの走行試験。シャッターチャンスは一瞬!

見学センターの敷地内には「わくわくやまなし館」があり、ここでしか買えないリニアグッズや山梨県のお土産を販売している。また2階には山梨の観光情報コーナー、3階にはリニアの走行試験を見学できる展望室があるので、こちらにもぜひ立ち寄ってみたい。

スポット詳細

住所
山梨県都留市小形山2381 map map 地図
電話番号
0554458121
時間
9:00-17:00(入館は16:30まで)
休業日
月(月が祝の場合は翌火、火が祝の場合は開館)
祝の翌日(祝の翌日が金、土日の場合は開館)
年末年始(12/29-1/3)
料金
[入場料]一般・大学生420円、高校生310円、小中学生200円、未就学児無料
駐車場
あり(140台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

クチコミ

  • 時速500㎞で通り抜けるリニアです。
    3.0 投稿日 : 2023.04.18
    大人の料金は420円です。 お安いかもね? 館内にはいると、まずリニア車両の模型がお出迎です。車両内部には、座席も作られています、 今の新幹線の座席とほとんど同じですね。 座席や車両空間のデザインはフランスの高速鉄道のほうが私は好きかな? 日本は実用一辺倒のような感じがしますね。館内にはリニア開発の歴史などが説明され、リニアの超電導磁石などの展示もされていました。さらにこちらには、山梨...
  • かなりの頻度で走行試験見られます。
    4.0 投稿日 : 2022.12.19
    11月末日の10時頃に訪問しましたが,休憩なしに笛吹市と上野原市の往復試験走行をしていたので静止画や動画を場所を変えて撮影し放題でした。
  • リニア新幹線初見学。。。
    4.0 投稿日 : 2022.11.23
    自民党の三年ぶりの旅行で、リニア見学センターを初めて見学しました。 実際、走っているのは、別の高台の公園から確認済みです。小さいお子さんにはいい場所だと思います。

TripAdvisorクチコミ評価

もっと見る

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました