庄川峡
四季が彩る庄川峡の峡谷美を水上から愛でる
圧倒的な自然美。360度の大パノラマ
岐阜県から富山県へ流れる一級河川の庄川。その中流部にある深い峡谷は、気が遠くなるような長い時間をかけて自然が生み出した絶景エリアだ。富山県定公園や五箇山県立自然公園に指定されている。桜や新緑など季節とともに移ろいゆく景色のなかで、山々が黄色やオレンジに染まる紅葉の秋と、真っ白な雪をかぶった水墨画の世界が広がる冬は特にすばらしく、訪れる者を魅了する。1930年(昭和5)の完成当時、その規模から東洋一と称された小牧ダムのダム湖を周遊する遊覧船は、ダイナミックな峡谷美を満喫できる特等席でもある。
2つのコースでクルージングを満喫
砺波チューリップ公園などがある砺波市の中心街から車で約25分。公共交通の場合は、本数はあまり多くないがJR高岡駅から出ている加越能バスで約90分。遊覧船の発着場である小牧港は、小牧バス停前にある。小牧港と秘境の一軒宿大牧温泉観光旅館がある大牧港間のダム湖を往復する約60分の「大牧温泉コース」は1日3~4便、途中の長崎橋で折り返す約25分のショートクルーズ「長崎橋周遊コース」は1日2便を運航している。深い峡谷を進むため風は比較的穏やかで揺れもなく快適。個人客は予約なしで乗船できるため、その日の天候や旅の予定に合わせてコースを選べる気軽さもうれしい。8名以上であれば予約運航も依頼できる。
庄川峡遊覧船の始まり
船が物流の主役だった江戸時代から昭和初期まで、飛騨の山中から切り出した木材を運搬する水運に庄川は利用されていた。しかし、1930年(昭和5)の小牧ダム完成を契機に木材運搬の河川舟運は途絶え、ダム湖に木材を曳く舟の運営があらためて始まった。同時にダム工事をきっかけに高台に移転した現在の大牧温泉観光旅館の宿泊客も舟で送迎をすることになり、現在の庄川峡遊覧船につながっていった。
開放感あふれるオープンデッキ
合掌造り集落が残る五箇山地方の「こきりこ節」など、地元の民謡が流れる遊覧船の船室は冷暖房完備。一面の銀世界となる冬も快適に過ごせる。より近くで大自然を感じたいときは、2階デッキへ。視界をさえぎるもののないオープンな空間から、エメラルドグリーンのたおやかな水の流れと四季折々に木々が色を変える絵画のような景観を満喫できる。大牧温泉コースの折り返し地点である大牧港では、船でしか行けない秘境の宿、大牧温泉観光旅館を一望するポイントへも案内される。ただ、下船できるのは宿泊客限定のため船内で復路の出港を待つ仕組みだ。
スポット詳細
- 住所
- 富山県砺波市庄川町 地図
- エリア
- 射水・砺波エリア
- 電話番号
- 0763331397
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
情報提供: ナビタイムジャパン