富山県 [立山博物館]
立山信仰の世界を理屈ではなく五感で理解
立山曼荼羅(まんだら)の世界を表現
立山信仰の教えを説くために描かれた絵画が「立山曼荼羅(まんだら)」である。江戸時代から昭和初期まで、芦峅寺や岩峅寺の宿坊の衆徒らは、この立山曼荼羅を絵解きしながら立山信仰を布教した。立山曼荼羅の世界観を五感(見・聴・香・触・空)をテーマに、芸術作品や効果音、照明などで表現したのが「まんだら遊苑」だ。地界、陽の道、天界、闇の道の4エリアで構成されている。これまで経験したことのないスピリチュアルな感覚を体験できる。地界から闇の道までは、約1時間かかるので、余裕をもって訪れたい。
立山信仰を詳しく紹介
展示館では、「立山の自然と人間とのかかわり」をテーマに、第1展示室では「立山信仰の舞台」、第2展示室が「立山信仰の世界」をテーマに立山信仰を紹介している。第1展示室は第2展示室への導入部となっており、人々の暮らしと関わってきた立山の自然の成り立ちを実際の樹木などで再現している。第2展示室は、7つのコーナーで構成され、前半は立山信仰の理念をジオラマや映像で体験し、後半は信仰の資料を中心に視覚的に理解を深められる。
棟方志功が揮ごうした部材が残る
江戸時代、加賀藩から寄進された神輿や、山道具などの近現代の貴重な山岳文化資料を収蔵・展示しているのが「山岳集古未来館」だ。神輿は2基あり、加賀前田家の梅鉢紋がデザインされている。また、棟方志功が室堂小屋に宿泊した際、「天地合掌之所」と揮ごうした峰本社解体部材が残っている。志功は「立山は天と地をつなぐ神の領域」と語り、一気に書き上げたと伝わる。
登拝の拠点となった宿坊
教算坊とは、かつて立山中宮寺にあった33の宿坊のひとつで、参詣に訪れた人々が登拝の拠点とした施設である。江戸時代後期の創建と考えられる。1983年(昭和58)に、富山県に寄付され、旧態に復元し、一般公開している。奥の間3室は『立山曼荼羅』『チベット曼荼羅』『前田常作曼荼羅』を展示した「観想の間」となっている。改築後に整備された日本庭園では、四季折々の花々が咲きそろい、春夏秋冬を肌で感じることができる。
スポット詳細
- 住所
- 富山県中新川郡立山町芦峅寺93-1 地図
- エリア
- 立山エリア
- 電話番号
- 0764811216
- 時間
- 9:30-17:00(最終入館16:30)
- 休業日
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月(祝の場合は翌日)、年末年始
※まんだら遊苑は12/1-翌年3/31まで冬季休苑 - 料金
- 展示によって異なる
- 駐車場
- あり(180台)
- クレジットカード
-
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯)
※展示館のみ使用可 - 電子マネー/スマートフォン決済
-
可(Suica、PASMO、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、Apple Pay、Google Pay、PayPay、メルPAY、auPAY、ALIPAY)
※展示館のみ使用可 - Wi-Fi
- あり(TOYAMA free Wi-Fi、展示館のみ)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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