足尾銅山観光
国内最大規模。400年にわたる銅山採掘の歴史を学ぶ
トロッコ電車に乗って坑道内へ!
江戸時代から昭和にいたるまでの約400年間に、およそ東京から博多までの距離に相当する総延長1234kmもの坑道を開いた足尾銅山。その当時の作業の様子や会話風景などを再現した坑道内展示は、まさしく日本一の坑内観光だ。受付のある建物からトロッコ電車に揺られて坑道内で降車。そこからは徒歩で移動となる。1610年(慶長15)に当時の足尾山の農民に発見され、代官所の管轄のもとで採掘が始まったところから見学スタート。槌とタガネで鉱石を掘る掘り大工など、たくさんの労働者が手作業によって坑内で働く様子を人形の展示で見学できる。
坑道内で発掘された美しい鉱石の数々
坑道内は夏でもひんやりとして涼しい。注意深く見ていくと、所どころ「岩肌青色地帯」が見られる。これは地下水が鉱脈を通って銅分を溶かし、硫酸銅となってしみ出してきたものだそう。近代化が進み急速な発展を遂げる明治、大正時代へと時代が下がるにつれ、手掘りから機械掘りへと作業風景が変化していく。1610年(明治18)に運搬作業効率化のために敷設された「ドゴビール式軽便鉄道」の車両展示が見ものだ。方解石や黄鉄鉱、紫水晶や孔雀石など、発掘された鉱物も展示している。
銭形平次で知られるあの貨幣も!
坑道内から資料展示室を抜けると、さく岩機体験コーナーや発掘された鉱石、トロッコ、精錬所の模型が展示されている広場に出る。さらに鋳銭座(ちゅうせんざ)という、足尾の銅で作られた貨幣やその鋳造風景を人形で展示する建物もあり、江戸末期まで各地で作られていた「寛永通宝」もお披露目。連続テレビ時代劇『銭形平次』で知られる貨幣で、足尾で作られていたものにはすべて「足」の字が刻まれている。足尾銅山観光周辺の路面もよく見るとその形になっているので、探してみよう。
足尾銅山を見守ってきた神社
鋳銭座を見学後、寛永通宝のアクセサリーや鉱石、お菓子などのお土産を販売している売店から外へ抜けると、通洞鉱山神社という小さな社がある。足尾銅山の本山坑、小滝坑、通洞坑の三山それぞれにある山神社のひとつで、こちらは1920年(大正9)に建てられたそう。通洞坑は足尾銅山観光のあるこの一帯の坑道を指し、1885年(明治18)に開坑に着手、11年の歳月をかけて本山坑と貫通させ、銅山の大動脈となった。1973年(昭和48)の閉山まで銅山を見守ってきた神社。一風変わった愛嬌のある狛犬もいるので、ぜひお参りしていこう。
スポット詳細
- 住所
- 栃木県日光市足尾町通洞9-2 地図
- エリア
- 日光・鬼怒川・中禅寺湖エリア
- 電話番号
- 0288933240
- 時間
- 9:00-16:15(閉園17:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
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【入場料】
[大人]830円
[小・中学生]410円 - 駐車場
- あり(100台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、auPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 思い出のある足尾銅山
- 会社で行きました!昔、移動教室でも行って、思い出があります。とてもたくさんの昔のほっている姿が見られ、楽しかったです。ちなみに、トロッコも楽しい!みなさんもとても楽しいので、日光に行くならぜひ行ってみてください!
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- 涼しくてよい
- 歴史上有名な場所ですので一度くらいは行ってみようと行ってみました。わたらせ渓谷鐵道の通洞駅から徒歩数分です。入場券を買ったあと、トロッコ列車で坑の中に入って、その後徒歩で見学します。至るところに人形で採掘作業が再現されています。江戸時代から昭和まで歴史を追って展示されているので技術の発展がよくわかって、良かったです。個人的には鉱毒公害関連の展示がほぼ無いのが残念でしたが、なかなか見応えがあ...
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- 貸切状態
- 真冬に1人で訪問しました。ほぼ貸切状態で、のんびり楽しめました。トロッコは尋常ではなく寒かったですが、坑道内は温かく感じました。たくさんの蝋人形があって、なかなかな迫力。とても良かったです。ただ、古いレストラン?喫茶店?がひとつしかないので、食事に困るのと、売り子が声をかけすぎるので、お土産が買いにくいです。
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