シャンゴ 本店

イタリア料理

ボリュームたっぷり、種類豊富、高崎でしか味わえないパスタを皆で

メディアでも多く取り上げられ、注目を集めている「パスタのまち高崎」。その土台を築いたあるレストランのあゆみと、市内のパスタキングを決めるユニークなイベントを紹介する。

高崎にパスタを浸透させたイタリアンレストラン「シャンゴ問屋町本店」} 高崎にパスタを浸透させたイタリアンレストラン「シャンゴ問屋町本店」

パスタのまち高崎だからできる味わい方

群馬県は人口10万人あたりのイタリア料理店の数が、東京に次いで第2位。なかでも高崎市は、市内に約150店のパスタ店があり「パスタのまち高崎」と称されている。「高崎パスタという定義があるわけではありません。特徴的なのは、ボリュームが多いことと種類が豊富なこと。そして独創性に富んでいること」と話すのは、高崎市役所総務部広報広聴課の課長で、自らもパスタ大好きという松田和也さん。レシピサイトをのぞくと1人前の量は乾麺で80~100gと記されている。ところが、高崎でパスタを提供する店の多くは、1人前120~130gほど。なかには150gの店舗もあるという。またメニューの種類が多く、テイストもさまざま。さらに、その店ならではの独創的なスタイルのパスタを味わえる店も多い。松田さんは高崎でのパスタの楽しみ方を「何人かで訪れて異なった種類をオーダーし、シェアして」と話す。ボリュームがあり、種類豊富なパスタのまち高崎だからできる味わい方だ。

家庭で味わえる秘伝の味(イタリアンレストランシャンゴ)} 家庭で味わえる秘伝の味(イタリアンレストランシャンゴ)

パスタのまち高崎の礎を築いた「シャンゴ」

パスタのまち高崎を語るうえで欠かせないのが、イタリアンレストラン「シャンゴ」。東京や静岡で修業を積んだ初代オーナーがスパゲッティとカレーの店として、1968年(昭和43)にオープンした。パスタに本腰を入れ始めたのはその4年後、現在の問屋町に本店を移してからだ。現在、高崎を中心に8店舗を運営。巣立って行ったシェフは、2代目オーナーの関崎晴五社長が覚えているだけでも30人は下らないという。こうしてシャンゴから、パスタ店が広がっていった。看板メニューの「シャンゴ風」は、オープン当初からの変わらない方法で作り上げている。上州麦豚のロース肉に衣を薄くつけてサクサクに仕上げ、その上に国産のひき肉と1週間かけてじっくりと煮込んだ自家製のデミグラスソースを使ったオリジナルのソースをたっぷりかける。主役のパスタは1.6mmの自家製麺。あらかじめ茹でておくことで時間が経ってもコシが保たれ、味もしみやすくなる。関崎社長は「ほかの方法も試してはみたが、茹でおきでなければこの味は出ない」と言う。

パスタをカツカレーのように食べられないか、という発想から生まれたシャンゴ風} パスタをカツカレーのように食べられないか、という発想から生まれたシャンゴ風

スープパスタ、ベスビオスパゲティもシャンゴが発祥

シャンゴは、ほかにも2つのパスタの生みの親。その1つが、スープスパゲティだ。関崎さんは「ボンゴレを作る際にあさりのスープを活用できないかと考えるなかで生まれました。1970年(昭和45)頃のことです」と誕生秘話を語る。今では塩味だけにとどまらず、トマトややクリームのソースのスープスパゲティがメニューを賑わわせる。もう1つが、魚介類をふんだんに使った辛いスパゲティ「ベスビオ」。魚介系の辛いパスタがないことに着目した関崎さんがイタリア・ナポリ湾岸にあるベスビオ火山をヒントに考案した。トップには火山の爆発をイメージしてムール貝を配した、見た目にもユニークな一品だ。こちらは、茹でおきではなく茹で上げのほうがあうという。伝統ある同店だが「いつまでも歴史だけにこだわるつもりはない」と関崎社長。「仲間たちと刺激し合いながら、つねに新しいことにチャレンジし続けたい」と展望を語る。その起爆剤が、「キングオブパスタ」というイベントだ。

横から見ると火山が噴火しているような「ベスビオ」} 横から見ると火山が噴火しているような「ベスビオ」

イタリアンレストランシャンゴ本店に置かれたキングオブパスタ優勝の盾と認定書} イタリアンレストランシャンゴ本店に置かれたキングオブパスタ優勝の盾と認定書

キングオブパスタで高崎をより熱く

キングオブパスタが始まったのは、2009年(平成21)。高崎市内でパスタを提供する店舗が出店し、来場者の投票によって「高崎パスタキング」を決めるイベントだ。コロナ前までは毎年、11月に開催。会場となる高崎市役所近くの「もてなし広場」に20店ほどが出店し、1万人もの人が集まる県内最大級の食のイベントに成長した。昨今はコロナの影響で、店舗と来場客が集まることはなく、投票者が参加店舗を訪れて対象商品を食べ、ナンバー1と思う店舗名を記入して郵送する方法を取っている。参加店舗は、パスタ専門店やレストランに加え、スイーツを提供する店や居酒屋がユニークなメニューを考案してトップの座を勝ち取ることもある。参加店舗は、この日のために構想を練り、試行錯誤を重ねる。松田さんは「優勝して年間の売り上げが大きく跳ね上がる店もある」と微笑む。より自由な発想、開かれた扉でパスタのまち高崎は、さらに進化、成長していく。

会場となった「もてなし広場」は来場者で埋め尽くされた} 会場となった「もてなし広場」は来場者で埋め尽くされた

キングオブパスタ参加店であることを示す旗} キングオブパスタ参加店であることを示す旗

スポット詳細

住所
群馬県高崎市問屋町1-10-24 map map 地図
エリア
西部エリア
電話番号
0273615269
時間
11:00-21:30(L.O.21:00)
休業日
月(月が祝に当たる場合振り替え休日あり)、第2火
駐車場
あり(31台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可(店外に灰皿あり)
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • ここでしか食べれない
    5.0 投稿日 : 2023.03.19
    2023.3.17。テレビで拝見して高崎芸術劇場に行く前に訪問。名物?のシャンゴ風を頂きました。ソースが独特でミートだが味噌味みたいで濃厚でめちゃくちゃ美味しかったです。ご馳走さまでした。
  • シャンゴ ようやく訪れ満足でした
    4.0 投稿日 : 2023.03.07
    高崎のパスタといえば、シャンゴ!群馬県出身の芸能人がテレビで語るのを見て、一度は行ってみたいと思い出かけました。まずは看板メニューのシャンゴ風をセットで。これがセットのサラダ!というほど充分なサイズのサラダがすぐに運ばれてきました。やがて、シャンゴ風パスタが。Sサイズを頼みましたが、充分なボリュームでした。トンカツが隠れてしまうほどの、甘味噌ソースは美味でした。ツルツル麺を食し、待った...
  • 味噌味っぽいミートソース
    3.0 投稿日 : 2022.04.11
    看板メニューの「シャンゴ風」パスタをいただきました。甘めの味噌の風味のするミートソースは確かに美味しく、カツもパスタもボリュームあって、Sサイズでもお腹いっぱいになります。店内は落ち着いた雰囲気で、入店待ちの行列とは別世界です。お値段は、チョット高めかな…なんて思ってましたが、食べてみると納得でした。リピートするならパスタ以外のメニューに挑戦したいですね。

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