郷土料理 五志喜

郷土料理

愛媛を代表する郷土料理と新鮮魚介を味わい尽くす

1635年(寛永12)の創業以来、長い歴史を紡ぎ、愛媛の食の魅力を伝え続ける郷土料理 五志喜。今では多くの観光客や芸能人たちも訪れる、松山を代表する存在の食事処だ。

五色そうめんと鯛の姿身を盛り合わせた人気メニュー「鯛そうめん」} 五色そうめんと鯛の姿身を盛り合わせた人気メニュー「鯛そうめん」

300年の歴史をもつ伝統的な「五色(ごしき)そうめん」

郷土料理 五志喜を訪れたらぜひ食べてほしいのが五色そうめんだ。五色そうめんの歴史をさかのぼると、1722年(享保7)、8代目・長門屋市左衛門が色麺の技術を編み出したことが始まり。5色の着想は長門屋市左衛門の娘が松山の椿神社を参拝した際、5色の美しい糸が下駄にからみついたのを見て「5色の色をつけてみてはどうか」と、娘から父親へすすめたのが由来だといわれている。5色の彩りのいいそうめんはその後8代将軍吉宗や朝廷にも献上され、全国に広く名前が知られるようになった。また、幕末頃から流行した愛媛の民謡『伊予節』にも松山の名物のひとつとして歌われており、近松門左衛門や正岡子規など数々の文化人にも愛された味として数々の物語をもつ逸品だ。

「白」「もち麦」「蜜柑(みかん)」「梅」「抹茶」の5つの味からなる五色そうめん} 「白」「もち麦」「蜜柑(みかん)」「梅」「抹茶」の5つの味からなる五色そうめん

店頭で販売されている五色そうめんは土産にもぴったり} 店頭で販売されている五色そうめんは土産にもぴったり

五志喜名物「鯛そうめん」は天然鯛のうまみをたっぷり凝縮

そんな五色そうめんを盛り付けた「鯛そうめん」(2000円)は、五志喜の定番人気メニューの1つ。瀬戸内海で獲れる天然の鯛をまるごと1尾載せた豪快さで、テーブルに運ばれたときは思わず歓声が上がるほどインパクトの強い一品だ。鯛は甘焼きにしてからタレに漬け込んでいるため、それだけで食べてもしっかりとした味わい。カツオと昆布を合わせた和風出汁のそうめんつゆに鯛の煮汁を割り入れ、好みの濃さに調整しながらいただこう。鯛出汁の品のいいうまみと五色そうめんのなめらかな食感が相まり、素朴でどこかほっとするようなおいしさ。老若男女を問わず、訪れる人からも食べやすいと評判の品だ。ちなみに鯛は姿身か切身、そうめんは温かいにゅうめんもしくは冷やしそうめんの全4種類があり、その日の気分によって選ぶことができる。

わかめや錦糸卵、山菜、大葉、刻みネギなどの薬味もたっぷり} わかめや錦糸卵、山菜、大葉、刻みネギなどの薬味もたっぷり

ご当地グルメ「じゃこ天」も一度は食べてみるべし

五志喜には会席コースのほか地酒や一品料理も多くあるので、ランチタイムだけでなく夜に訪れるのもおすすめ。単品のなかでぜひ一度は味わってほしいのが、愛媛のご当地グルメとして名を馳せている「じゃこ天」。地魚を骨や皮ごとすり潰し、石うすで練り上げたすり身で作った揚げかまぼこの一種で、愛媛県南予地方の特産品でもある。五志喜ではじゃこ天に昆布醤油のタレと大根おろしを添えて提供。ふっくらと弾力があり、魚のうまみが詰まったじゃこ天は酒の肴としてもぴったりだ。通常の「じゃこ天」(3枚390円)のほか、衣を付けて揚げた「じゃこカツ」(1個270円)もあるので、一度に2種を食べ比べてみるのもおもしろい。

南予地方の宇和島産じゃこ天を提供している} 南予地方の宇和島産じゃこ天を提供している

3階建ての店内。個室や座敷、掘りごたつも用意} 3階建ての店内。個室や座敷、掘りごたつも用意

アーケード街・大街道から2本入ったところに店を構える} アーケード街・大街道から2本入ったところに店を構える

スポット詳細

住所
愛媛県松山市三番町3-5-4 map map 地図
エリア
松山エリア
電話番号
05034761491
時間
【ランチ】
11:00-14:00(L.O.13:30)

【ディナー】
[月-土・祝前日]17:00-22:00(L.O.21:20)
[日祝]17:00-21:00(L.O.20:20)
休業日
不定休、年末年始
駐車場
なし
クレジットカード
Wi-Fi
あり
喫煙
不可
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました