郷土料理 五志喜
愛媛を代表する郷土料理と新鮮魚介を味わい尽くす
300年の歴史をもつ伝統的な「五色(ごしき)そうめん」
郷土料理 五志喜を訪れたらぜひ食べてほしいのが五色そうめんだ。五色そうめんの歴史をさかのぼると、1722年(享保7)、8代目・長門屋市左衛門が色麺の技術を編み出したことが始まり。5色の着想は長門屋市左衛門の娘が松山の椿神社を参拝した際、5色の美しい糸が下駄にからみついたのを見て「5色の色をつけてみてはどうか」と、娘から父親へすすめたのが由来だといわれている。5色の彩りのいいそうめんはその後8代将軍吉宗や朝廷にも献上され、全国に広く名前が知られるようになった。また、幕末頃から流行した愛媛の民謡『伊予節』にも松山の名物のひとつとして歌われており、近松門左衛門や正岡子規など数々の文化人にも愛された味として数々の物語をもつ逸品だ。
五志喜名物「鯛そうめん」は天然鯛のうまみをたっぷり凝縮
そんな五色そうめんを盛り付けた「鯛そうめん」(2000円)は、五志喜の定番人気メニューの1つ。瀬戸内海で獲れる天然の鯛をまるごと1尾載せた豪快さで、テーブルに運ばれたときは思わず歓声が上がるほどインパクトの強い一品だ。鯛は甘焼きにしてからタレに漬け込んでいるため、それだけで食べてもしっかりとした味わい。カツオと昆布を合わせた和風出汁のそうめんつゆに鯛の煮汁を割り入れ、好みの濃さに調整しながらいただこう。鯛出汁の品のいいうまみと五色そうめんのなめらかな食感が相まり、素朴でどこかほっとするようなおいしさ。老若男女を問わず、訪れる人からも食べやすいと評判の品だ。ちなみに鯛は姿身か切身、そうめんは温かいにゅうめんもしくは冷やしそうめんの全4種類があり、その日の気分によって選ぶことができる。
ご当地グルメ「じゃこ天」も一度は食べてみるべし
五志喜には会席コースのほか地酒や一品料理も多くあるので、ランチタイムだけでなく夜に訪れるのもおすすめ。単品のなかでぜひ一度は味わってほしいのが、愛媛のご当地グルメとして名を馳せている「じゃこ天」。地魚を骨や皮ごとすり潰し、石うすで練り上げたすり身で作った揚げかまぼこの一種で、愛媛県南予地方の特産品でもある。五志喜ではじゃこ天に昆布醤油のタレと大根おろしを添えて提供。ふっくらと弾力があり、魚のうまみが詰まったじゃこ天は酒の肴としてもぴったりだ。通常の「じゃこ天」(3枚390円)のほか、衣を付けて揚げた「じゃこカツ」(1個270円)もあるので、一度に2種を食べ比べてみるのもおもしろい。
スポット詳細
- 住所
- 愛媛県松山市三番町3-5-4 地図
- エリア
- 松山エリア
- 電話番号
- 05034761491
- 時間
-
【ランチ】
11:00-14:00(L.O.13:30)
【ディナー】
[月-土・祝前日]17:00-22:00(L.O.21:20)
[日祝]17:00-21:00(L.O.20:20) - 休業日
- 不定休、年末年始
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 可
- Wi-Fi
- あり
- 喫煙
- 不可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン