道の駅 みなとオアシス 八幡浜みなっと

港からすぐ。潮の香りが漂う複合施設

新鮮な魚を浜値で買える「どーや市場」

巻き網漁やトロール漁などで、年間400～500種類の魚が揚がる良港・八幡浜。「道の駅・みなとオアシス 八幡浜みなっと」内にある「どーや市場」は、八幡浜魚市場に隣接する施設。市場の16の仲買人たちが共同出資して運営するという珍しいスタイルの海産物直売所で、仲買人が競り落とした新鮮な魚を販売する。そのうえ値段も浜値とあれば、地元の人や観光客から人気があるのは当然のこと。全国発送も可能なので旅行中に荷物になることもない。営業は8:00～16:00、不定休なので行く際は確認してから訪れたい。

その日のおすすめや調理法など、気軽にたずねよう

品揃え豊富でお土産を選ぶにもいい

水揚げされたばかりの新鮮な魚介をその場で味わえる直営の食堂「どーや食堂」もあるので立ち寄りたい。海鮮丼や日替わり定食、ちゃんぽんなど、地元ならではの味を楽しめる。営業は7:00～14:00。また、海鮮BBQをできるスペースもあり、「どーや市場」で購入したものをそのままBBQで食べられるとあって、こちらも大人気。市場で購入する際に、BBQにすると言って相談すれば、その場でさばいたり、さまざまなアドバイスをもらえたりするのもありがたい。

「どーや食堂」では新鮮な魚介類が食べられる

ずらりと並んだミカンジュースが圧巻の「アゴラマルシェ」

「アゴラマルシェ」は、施設の中心となる施設。産直・物販コーナーには、生産者が丹精込めて作った採れたての野菜や果物が並び、見ているだけでも楽しい。お土産にぴったりな地元の特産品やお菓子などもあるのでチェックしよう。圧巻はミカンジュースがずらりと並んだ棚。なんと142種類もあり、どれにするか悩むこと必至。値段もさまざまで、720㎖で1000円前後がメインだが、高いものは1万円のものもありバラエティの豊富さに驚く。棚の反対側のコーナーには冷やした小瓶もあるので、すぐに飲むならこちらがおすすめだ。

あまりの数に一つひとつ、どんなミカンが使われているのか、じっくり見たくなる

八幡浜らしい練り物やちゃんぽんのお土産。右下の「鯛の花」はほかではあまり見かけない削りかまぼこで、和え物に混ぜたりおにぎりのトッピングにしたりするそう

「蛇口みかんジュース」400円を飲めるのも愛媛ならでは

おいしいものがたくさんの飲食コーナー

「アゴラマルシェ」の飲食コーナーも見逃せない。ゆっくり過ごしたいなら「カフェシュシュ」へ。サンドイッチなどの手軽なメニューからパスタやカレーなどのメニューがあり、朝8:00からオープンしているのもうれしい。また、フードコートでは種類豊富なちゃんぽんやしらす丼、鯛めしなどを提供。石窯パン工房にはピザメニューもあり、外側はパリッと、中はモチモチで人気。テイクアウトも可能なので、九州へ渡る人はフェリーに乗る前に購入するのもいい。パンコーナーでは、じっくり低温発酵させた湯種食パンや塩パンがおすすめだ。

「城川特選ベーコンピザ」Mサイズ1200円

八幡浜が発祥といわれる塩パン。このほかにもパンの種類が豊富

観光情報を得られる「みなと交流館」

通りから施設に向かっていちばん手前にあるのが「みなと交流館」。多目的ホールや会議室があり、おもに地元住民向けの施設になるが、観光案内所もあるのでまずは立ち寄りたい。観光情報はもちろん、イベントや物産情報なども得られる。