温泉津 やきものの里
国内最大級、大迫力の登り窯に注目
坂の上に見える「やきもの館」
島根県大田市温泉津町、山陰自動車道温泉津ICから車で5分、傾斜のある静かな山あいに位置する「温泉津やきものの里」。「やきもの館」の館内では温泉津焼の歴史や製法の紹介、受賞作品などの展示を見ることができ、現在開かれている3つの窯元の商品を購入できる。小皿やコーヒーカップ、アクセサリーのほか大鉢や花瓶などさまざまな商品が並ぶ。ここで温泉津焼の概要や各窯元の特徴をつかみ、気になる窯元をまわろう。
温泉津焼ってどんなもの?
18世紀初頭に三窯元が開かれたことに始まり、幕末から明治中期にかけて最盛期を迎えた。生産は実用品を主とし、「はんど」と呼ばれる大きな甕(かめ)や壺には特有の「タレ」が見られる。現在は三窯元が継承しており、それぞれやきもの館から徒歩で訪れることができる。やきもの館の入り口前に存在感たっぷりに建つ登り窯は、長さ30m(15段)と20m(10段)の2つが修復されている。日本最大級の大きさを誇り、この地域特産の赤色の瓦「石州(せきしゅう)瓦」で覆われている。火入れは年に2回、春と秋に行われ、同時期に開催される「やきもの祭り」に出品される。
何時間でも没頭できる、体験コーナー
「やきもの館」では、オリジナルの陶器を作ることができる。絵付けコース(800円-)、手びねりコース(大人2000円)があり、インストラクターの指導を受けながら、初めてでも楽しく取り組める。創作時間の目安は各1時間程度、手びねりコースは粘土の追加も可能(有料)。やきもの館の静かな空間で、体験者によっては何時間も没頭して作ることもあるという。創作活動を通してリラックスできる効果もありそうだ。作品はやきもの館で仕上げていただき、後日宅配便等で届けてもらえる。
各窯元巡り
やきものの里には、大正から昭和にかけて京都で活躍した陶芸作家・河井寛次郎の影響を受けた作家たちの窯元が点在する。各窯元所有の窯で焼かれたもののほか、登り窯で火入れされたものが並ぶ。温泉津焼の特徴のとおり実用品が多く、皿や花瓶など、日常生活を彩る品々はその場で購入もできるので、作家に話を聞きながら自分だけの一品を探してみよう。各窯元の作風や大まかな特徴などは、「やきもの館」でも知ることができる。
スポット詳細
- 住所
- 島根県大田市温泉津町温泉津イ22-2 地図
- エリア
- 石見銀山周辺エリア
- 電話番号
- 0855654139
- 時間
- 9:00-17:00(創作体験の最終受付は16:00まで)
- 休業日
- 水、年末年始(12/28-1/3)、臨時休館あり
- 料金
- [入館料]無料
- 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 可(VISA、JCB)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、auPAY)
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 石見焼の焼き物
- 石見焼の焼き物が有ります。昔は北前船ではんど(甕)が日本海沿いに北海道まで多く運ばれました。石見焼のはんどの痕跡は越前海岸や昔の北目船の船の館に必ず有ります。
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- 温泉津やきものの郷
- 直ぐ横に素晴らしく立派な登り窯があり一見する価値あり。中の展示販売品は色の基調は数種類あるが、何れも品のある色でした。河井寛次郎がかつてこの地の窯を救ったようなことが書いてあり、そう思うと、えんじ色や青色は河井寛次郎の作品の色と似ているような気がしますが、いづれにしてもいい物を見せて頂きました。
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- こんな大きな‘登り窯‘を見たのは初めてです。
- こんな大きな‘登り窯‘を見たのは初めてです。 長さ30mと20mの二基が並行して山の傾斜に沿って建てられています。 今も現役で使われているんでしょうね。 日本全国でも最大級の大きさの窯らしいですよ。 この地は陶器に質の良い土と綺麗な水、豊富な木材のおかげで,焼き物の生産地として栄えたそうです。私はやきものに全く興味ないのですが、この‘登り窯‘には圧倒されます。登り窯は、一番下の窯で...
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