八甲田ゴードライン
八甲田の大自然を体感できる散策道
2つの散策コースを歩いて八甲田を満喫
標高約1300mにある田茂萢岳(たもやちだけ)一帯は、湿原や高山植物の一大宝庫。八甲田山のなかでも最もすばらしい場所のひとつで、多くの人たちをひきつけている。この雄大な大自然を散策できるのが、八甲田ロープウェイ山頂公園駅を基点とする散策道だ。8の字のひょうたん(=ゴード)型をしているところから「八甲田ゴードライン」と呼ばれている。散策コースは1時間コースと途中までの30分コースの2つがあり、起点となる山頂公園駅には案内図の看板が立てられている。体力に自信のある人は1時間コースを歩いてみよう。老若男女だれでも気軽に散策できるとはいうものの、1時間コースは途中登り下りが少々きついところがあり、ゆっくり景色を眺めながら散策することをすすめたい。ただし、秋から春は軽装での散策は控えること。履き物は運動靴か登山靴、足腰に自信がない人は登山用ストックがあれば万全だ。
心を奪われる湿原景観と高山植物
ゴードラインの1時間コースを進むと、いくつかの展望台を経て、湿原ビューポイントにたどり着く。この辺りにいちばんの見どころの湿原展望台がある。目の前に田茂萢湿原、背景に赤倉岳、井戸岳、大岳が立ちはだかる景色は圧巻だ。ベンチに座っていつまでも眺めていたくなる。この一帯には、アオモリトドマツや横に這うように生えているハイマツが多い。アオモリトドマツは枝が太いので、冬になるとモンスターと呼ばれる樹氷となる。また高山植物の宝庫なので、四季折々に散策客の目を楽しませてくれる。八甲田は十和田八幡平国立公園となっているので、木道からはずれないように歩くこと。また高山植物は採取してはならないので、これは絶対に守ってほしい。
もうひとつの大きな湿原を歩く
ゴードライン沿いではないが、八甲田には田茂萢湿原のほかにもうひとつ大きな湿原がある。それが「田代平湿原(たしろたいしつげん)」で、裏八甲田と呼ばれる場所にある。こちらにも全長約1.6kmの木道が敷かれており、散策が楽しめる。木道沿いにある龍神池は、底が見えるほど透き通っていて、その名のように龍神が宿っていそうな雰囲気だ。辺りは、春は可憐な白い花を咲かせるヒナザクラから始まり、サワギキキョウが青い小花をほころばす9月まで絶えず湿原植物の群落が花を咲かせる。心地良くそよぐ風を浴びながら、目の前に広がる雛岳や大岳を目で楽しむ。ここでの散策も、心から癒やされるだろう。
スポット詳細
- 住所
- 青森県青森市荒川寒水沢1-12 (八甲田ロープウェー山頂駅周辺) 地図
- エリア
- 十和田・八甲田エリア
- 電話番号
- 0177380343
- 休業日
-
11/8-11/13
※機械点検整備により運休。また強風時、ロープウェーが運休となる場合がございます。 - 料金
- [ロープウェー乗車代金]大人往復2,000円、小人往復700円
- 駐車場
-
あり(350台)
※山麓駅のみ駐車可、無料 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、銀聯、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
-
可(Suica、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
※山麓駅のみ利用可 - Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 滞在目安時間
- 30-60分
情報提供: ナビタイムジャパン