立佞武多の館

博物館/科学館

4.5

津軽・五所川原エリア

五所川原立佞武多を見て、感じて、触れられる施設

青森を代表する祭りのひとつ「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)」。高さ約23mの巨大な人形灯籠が、電柱やビルよりも高いところから街を睨みながらゆっくりと進む姿は、足元で見上げる人たちからみると圧倒的な迫力だ。

祭り当日、立佞武多(たちねぷた)が街に出陣する様子。緊張感と高揚感が高まる瞬間だ

五所川原市中心部にそびえる「立佞武多の館」は、一年を通して「五所川原立佞武多」に触れられる施設だ。目玉はなんといっても立佞武多が収容されている展示スペース。1階から4階までが吹き抜けになっているホールに、高さ約23m、重さ約19トンの大型立佞武多が3台もそびえている。暗がりのなかに鮮やかに浮かび上がる立佞武多の姿に、動き出しそうな勇ましさも感じられる。ここは立佞武多の展示はもちろんのこと、山車の製作と保管の役割も担っている、いわば立佞武多の家。祭り本番のときは、建物の一面を覆っているガラス部分が大きく開口し、ここから3台の立佞武多が街に繰り出す。建物の大きさ目いっぱいに作られた立佞武多が、人力でじわりじわりと迫るように出陣する様子は、祭りの見どころのひとつだ。

展示スペースでは常時3台の立佞武多を見ることができる

緻密な色彩を発見できるのは静止しているからこそ

立佞武多を見上げたあとは、エレベーターへ乗り込んで展示スペース最上階の4階へ。すると視線と同じ高さにぎょっとするほど大きい立佞武多の顔が現れる。祭りのときには見ることのできない場所からからじっくりと観察できるのだ。大きさにスポットが当たりがちだが、間近で見てみると、下から見上げたときには発見できなかった、立佞武多の繊細さに出合うことができる。立佞武多の周りを取り囲むように螺旋状に巡らされたスロープの壁面には、立佞武多にかかわるさまざまな事柄がわかりやすく展示されている。巨大ねぷた復活のきっかけとなった明治・大正時代の下絵や写真、復元にいたるまでの市民の活躍、そのほかにも歴代立佞武多の下絵やミニチュアが、夏祭りの情熱を語りかけてくるようだ。

4階にある2m以上もあるねぷたにびっくり。立佞武多の面に触れられる展示となっている

壁面には歴代の立佞武多や製作秘話が掲示されている

立佞武多はその巨大さゆえに、30以上のパーツに分けて製作されたのち、最後にそれらを組み上げてひとつの山車として完成させる。1台作るのに費やす月日は丸一年。その製作の一部を間近で見られるのが、3階の「立佞武多製作所」だ。針金で作られた骨組みにていねいに紙を貼り、まっさらな人形の上に筆を走らせ、鮮やかに彩られていく様子はいつまでも眺めていられそう。この貴重な様子を無料で見ることができるのがなんともうれしい。また、スタッフの指導でたちねぷたライトや金魚ねぷた、立佞武多の紙を使ったうちわの製作体験もできる。

立佞武多の製作風景。製作に要する期間の長さに驚かされる

2階には美術展示ギャラリーも併設されている

スポット詳細

住所: 青森県五所川原市大町506-10 地図
エリア: 津軽・五所川原エリア
電話番号: 0173383232
時間: 9:00-17:00
休業日: 1/1
料金: [入館料]大人650円、高校生500円、小・中学生300円、未就学児無料
駐車場: あり(15台)
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯)
※施設により異なる
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO)
Wi-Fi: あり(FREESPOT)
コンセント口: なし
喫煙: 不可
平均予算: 【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間: 30-60分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可
雨の日でも楽しめる: はい

情報提供：ナビタイムジャパン

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クチコミ

青森デトックス旅立ねぷた

投稿日 : 2023.04.03

訪ねた当日は周りでイベントがやっており無料駐車場がわからず近くの駐車場に停めて訪問。エポスカードを提示して650円→580円で入館。立ねぷたに圧巻。楽しく拝見しました。有難うございました。
一度は見たほうがいい施設。

投稿日 : 2022.12.01

五所川原の立佞武多の大きさが体感できる施設です。五所川原近辺に来たら絶対に行ったほうが良い施設です。出川哲朗が充電バイクで２度訪れただけのことはある施設です。
五所川原に来て見ないのはもったいない！

投稿日 : 2022.07.11

圧巻のその一言です。いろいろなお祭りの山車は見てきたのですが、今まで見た中で１番大きいですね。エレベーターで上まで行き、映像でお祭りの映像をみてからスロープを降りながらねぷたを上から下までゆっくり見ることができます。有料ですがお祭りシーズンでなくてもねぷたが見れたら青森に来たという感じがします。