五能線リゾートしらかみ
青森県の西海岸の絶景を眺められる観光列車
日本海を一望できる列車旅
JR五能線は、秋田県の東能代駅と青森県の川部駅の約147.2kmを結ぶローカル線。専用車両を用い、車内イベントで津軽三味線の生演奏などを盛り込んだ列車が「リゾートしらかみ」だ。JR東日本が提唱する「のってたのしい列車」のなかでも、25年以上にわたって運行されている人気の列車。車両は橅(ブナ)、青池、くまげらの3編成で、いずれも五能線沿線の自然をイメージしている。この列車の特徴は、なんといっても窓の大きさ。座席の窓から西海岸(日本海)の絶景が見渡せるほか、橅編成と青池編成の2号車には、セルフレジがある。ここでコーヒーやスイーツなどをいただきながら車窓の景色を眺めると、まるで日本海をひとり占めしたような気分に浸れる。
どの席も開放的な空間
リゾートしらかみはすぐ目の前に広がる景色を、最大限に楽しめるようさまざまな工夫が施されている。座席横の大きな窓はさることながら、車両先頭には窓に向かって座れる展望室が設けられている。またボックス席はパーソナルな空間を大切にしながらも、眺望性を高めていることで、とても開放的。ボックス席の一部はフルフラットにして座敷のように使用することも可能だ。さらに景色だけではなく、イベントも充実。沿線の雰囲気も楽しんでもらうために、地元の人が車内に乗り込み、沿線ならではの特産品を販売したり、津軽弁の語りべや津軽三味線の生演奏、人形芝居などで乗客を楽しませてくれる。地元の人の温かさに触れられるのもうれしいポイントだ。また、独特な景色が広がる千畳敷駅では一部の列車が約15分の停車するため、列車から降りて千畳敷海岸を散策することも可能。
写真愛好家が列車に向かってカメラを向ける場所
五能線の沿線は絶景が連続するため、写真愛好家の間でもこの路線はファンが多い。特に、真っ青な空、海、列車の構図を求め、多くの人が撮影ポイントで列車に向かってカメラを構えている。そのなかでも一風変わった撮影ポイントが、驫木(とどろき)駅だ。ここは「青春18きっぷ」のポスターのロケ地になったことで知られ、そのノスタルジックな景観とホームから日本海に沈む夕日が眺められることで人気。その景色をひと目見たいと多くの写真好きが集まる。リゾートしらかみ自体は通過する駅なのだが、この駅周辺も列車と海を一度にカメラに収めることができるので、写真愛好家に人気。乗車するなら、こちらにレンズを向けている人がいないか確かめてみては?
スポット詳細
- 住所
- 秋田県(秋田駅)-青森県(弘前駅・青森駅) 地図
- エリア
- 白神山地エリア 秋田中央・男鹿半島エリア
- 時間
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1日3往復
※時期によって運転日、本数、編成、車内イベントの開催号の変動あり
※詳細はJR東日本「のってたのしい列車ポータル」ホームページ参照 - 料金
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乗車券の他に指定席券が必要
※事前にみどりの窓口・指定席券売機等で指定席券購入。
※車内でのご購入不可。 - 駐車場
- なし
- Wi-Fi
- あり(JR-EAST FREE Wi-Fi)
- 喫煙
- 不可(全車指定席、禁煙)
- 備考
- [JR東日本お問い合わせセンター]050-2016-1600
情報提供: ナビタイムジャパン