付知峡
清らかな美しい滝などを観賞できる森林浴スポット
「森林浴の森日本100選」などに選定
付知峡とは、付知川の支流である東股谷(ひがしまたたに)に広がる渓谷の総称。豊かな自然に恵まれており、キャンプ場やバンガローなども数多く点在している。車を停められるのは、食事処もある不動公園の駐車場。ここから整備された遊歩道を下っていく。この周辺は水がきれいなことでも知られており、岐阜県の名水委員会による「岐阜県名水50選」に選定。そのほか「森林浴の森日本100選」や「飛騨美濃紅葉33選」などにも選ばれている。
季節の移り変わりを感じながら散策できる
駐車場から「観音滝」と「不動滝」を巡って、戻ってくるまでの周遊ルートは約860m。高低差が激しいので、実際の距離よりも長く感じる場合があるだろう。遊歩道を進んでいくと、順路を示す看板が随所に立てられており、写真を撮りながら歩いたり、休憩できる東屋もある。新緑の季節である初夏にはシャクナゲの花が咲き、秋には紅葉が楽しめることも。季節ごとに移り変わる景観を楽しみながら、ゆっくりと歩を進めよう。
観音滝と不動滝という二段の滝を観賞
「不動滝入口」という看板に従って階段を下っていくと、やがて断崖を流れ落ちる「観音滝」が見えてくる。落差はおよそ20m。前日などに雨が降ったあとは水量が増し、見事な絶景をつくり出している。天候に恵まれた日には、滝壺がエメラルドグリーンに輝いて見えるのも特徴だ。その滝壺から、さらに続いて「不動滝」がある。こちらは落差およそ8mで、水量が多いためダイナミック。さらに遊歩道の脇には、「不動滝」という名称の由来になった、不動明王が鎮座している。
歴史ある宿場町「馬籠宿」にも足を延ばそう
来た道を一度引き返し、今度は「仙樽(せんだる)の滝」方面へ。途中の休憩所から「仙樽の滝」までの道は、落石の危険があるために閉鎖されているが、周遊ルートをまわることはできる(2021年10月現在)。付知川の清流を眺めたりしながら、のんびりとした散策を満喫したい。そして駐車場に戻ったあとは、車で45分ほどの「馬籠宿」へ。歴史ある宿場町の雰囲気を味わいながら、食事を食べたり、土産を選んだりといった思いおもいの時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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