関ケ原古戦場
15万人を超える大軍が激突した「関ヶ原の戦い」の跡地
日本史に残る大決戦「関ヶ原の戦い」
1600年(慶長5)、豊臣秀吉亡き後に天下を狙う徳川家康率いる東軍と、豊臣家に忠誠を誓う石田三成率いる西軍が激突した「関ヶ原の戦い」。序盤は西軍優勢で展開するも、東軍に通じていた小早川秀秋(こばやかわひであき)の裏切りを契機に形勢逆転し、東軍の大勝で幕を閉じた。「天下分け目の戦い」とも呼ばれ、日本史上最も激しい戦いとして知られている。主戦場となった関ケ原町には数多くの史跡が残っているので、古戦場巡りを楽しむのもおすすめ。「決戦コース」や「天下取りコース」などのモデルコースを参考に歴史散策へ出かけてみよう。
関ケ原の史跡巡りをするならここ
JR東海道本線関ケ原駅から北西へ進むと、関ヶ原の戦いのなかでも特に激しい戦いが行われた「決戦地」に到着する。周辺にはのどかな田園地帯が広がり、徳川家康・石田三成の家紋が描かれた旗が目印だ。さらに北西へ進んだ笹尾山には石田三成が陣を布いたとされ、山頂には「石田三成陣跡」の石碑が置かれている。山のふもとには敵からの攻撃を防ぐ馬防柵(ばぼうさく)が復元されており、合戦当時の雰囲気を味わえるだろう。そのほかにも「徳川家康最後陣跡」や「岡山烽火場」など、見どころ満載だ。
古戦場にまつわる展示で歴史を深掘りしよう
関ケ原古戦場を観光するなら、歴史をさらに感じられる施設にも足を運んでおきたい。決戦の地にある「岐阜関ケ原古戦場記念館」は、関ヶ原の戦いを楽しみながら学び、体験できる展示が盛りだくさん。巨大な床面スクリーンやシアターは、激戦のワンシーンに迷い込んだかのような迫力満点の映像が見どころだ。町全体に点在する史跡を快適に巡るなら、レンタルサイクルを利用するのもおすすめ。関ケ原駅前にある「関ケ原駅前観光交流館」と「岐阜関ケ原古戦場記念館」の受付で借りられる。また、岐阜県内の観光情報やパンフレットも設置されているので、観光に活用しよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン