目黒邸(国指定重要文化財)
220年以上前に建てられた豪農の館
豪農「目黒家」は戦国大名の会津蘆名(あしな)氏に仕え、伊達政宗との戦を経て1590年(天正18)に魚沼の広瀬郷の地で帰農したと伝えられている。経営規模は1920年(大正9)には2郡6か村、農地1.6k平方メートル、小作人総数325人に及んだという。外には野面石で塀が築かれ、冠木門(かぶきもん)が設けられるなど中世武士の屋敷構えとなっており、主家は茅葺屋根、寄棟造りで桁行16間、梁間6間。中に入ると囲炉裏のある土間、一段上がって茶の間と続き、座敷の奥まで進むと江戸後期築庭といわれる回遊式庭園が見られる。目黒氏は地方近代化の推進者として、産業や教育、文化の振興、道路や鉄道の整備に尽力するなど多くの功績を残したが、そのひとつに須原発電所の建設がある。邸内には、この発電所から電気を配電していた「配電盤」が現在も残されている。1913年(大正2)に作られたという大理石の配電盤はなんともいえない趣がある。
スポット詳細
- 住所
- 新潟県魚沼市須原890 地図
- エリア
- 湯沢・魚沼エリア
- 電話番号
- 0257973220
- 時間
- 9:00-16:00
- 休業日
- 年末年始(資料館は12-4月下旬まで休館)
- 料金
-
[入館料]300円
[目黒邸資料館]200円 - 駐車場
- あり(30台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- 備考
- 冬期間は積雪により駐車可能台数が5台程度となります。
情報提供: ナビタイムジャパン