NAGONOYA(ナゴノヤ)

交流の場として愛されるカフェレストラン&ゲストハウス

名古屋で最も古い円頓寺商店街にある「喫茶、食堂、民宿。なごのや」。その名のとおり、喫茶店と民宿が融合したこの店は、地域の人々と国内外から集まる観光客が交流できる社交場として長く愛されている。

老舗喫茶をリノベーションした店舗。名古屋の都心部にありながら、どこか懐かしさを感じられる

地下鉄桜通線国際センター駅から徒歩5分。昔ながらの情緒あふれる風景が残る円頓寺商店街を進み中心地まで来ると、「喫茶なごのや」と書かれた建物が見える。商店街の憩いの場として親しまれた老舗喫茶「喫茶、食堂、民宿。西アサヒ」が生まれ変わり、2015年(平成27)4月にオープンしたなごのや。1階は人々の集まる喫茶店、2階は観光客や海外旅行者が気軽に寝泊まりできる民宿となっている。

観光客やビジネスマンにはうれしいWi-Fiやコンセント完備の喫茶スペース

広々とした喫茶店にはカウンター席やテーブル席が数多くあり、円頓寺商店街のなかでは最も大きい喫茶スペースとされている。窓越しに商店街の様子を見たり、店内奥では中庭を眺めたりと、外の風景とともに食事を楽しめる。この店オリジナルのブレンドコーヒー「なごのやブレンド」をはじめ、名物のタマゴサンドやカレー、鉄板ナポリタン、手作りスイーツなどカフェメニューもさまざま。宿泊時以外にも利用できるので、商店街の散歩の際に立ち寄ってみよう。

なごのや名物のタマゴサンド750円。1932年(昭和7)から変わらぬ味を楽しめる

名古屋の喫茶店メニューでおなじみの鉄板ナポリタン950円。

2階の民宿には2タイプの部屋があり、プライバシーを重視したドミトリーベッドと本格和室から用途にあわせて選ぶことができる。リビング、キッチン、シャワー、トイレなどは共有スペースとなっており、ほかの宿泊客との交流が楽しめるのも醍醐味のひとつ。また、2018年(平成30)4月にオープンした別館には、宿泊スペースのほかラウンジスペースや半野外のテラスも。BBQ道具や生ビールサーバーなども利用できるので、パーティーやイベントに活用するのもいい。

床の間付きの和室。友人や家族と気兼ねなく過ごしたい人にぴったり