外交官の家

歴史的建造物

4.0

元町・本牧エリア

明治の外交官の豊かな生活を体感できる

明治政府の外交官であった内田定槌の邸宅として建てられた西洋館。塔屋付き木造2階建の建物は、庭だけでなく内部も見学できるようになっており、当時の豊かな暮らしを垣間見られる。

ここが日本だと忘れてしまいそうな異国情緒あふれる空間

この建物は、ニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などを務めた明治政府の外交官、内田定槌(うちださだつち)の邸宅として、1910年(明治43)にアメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により、東京都渋谷区南平台に建てられたもの。1997年(平成9)に横浜市が内田定槌の孫にあたる宮入氏よりこの館を寄贈されたことから、現在の場所に移築復原し一般公開されることとなった。同年には、国の重要文化財にも指定されている。

この建物が明治にあればさぞや目立ったことだろう

建物は木造2階建てで、三角屋根の塔屋が印象的。天然スレート葺きの屋根や下見板張りの外壁など、華やかな装飾が特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残しており存在感はたっぷりだ。内部は見学可能で、1階の食堂や大小の客間、2階の寝室や書斎などの部屋を順に見て回れる。室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体感できるようになっており、ガスストーブやステンドグラス、サイドボードなど、どれもアンティーク好きにはたまらないものばかりだ。部屋の家具や装飾にはアール・ヌーボー風の意匠とともに、19世紀イギリスで展開された美術工芸の改革運動アーツ・アンド・クラフツのアメリカにおける影響も見られるので、細かな部分まで見学しよう。

付属棟には喫茶スペースが設けられている

建物のある場所は、1880年(明治13)年から1886年(明治19)まで、イタリア領事館が置かれていたことから「イタリア山」と呼ばれている。イタリアで多く見られる庭園様式を模し、水や花壇を幾何学的に配したデザインの公園で、整形花壇では四季折々の花々が咲き乱れる。また、小高い丘の上に位置しているため、テラスからは横浜ベイブリッジやみなとみらい21を一望できる絶景スポットとなっている。公園内には、フランス瓦の屋根のブラフ18番館もあるので、こちらもぜひ訪れてみよう。

写真や絵画のモチーフとして人々に親しまれている

ブラフ18番館はオーストラリアの貿易商だったバウデン氏の住宅だった建物

スポット詳細

住所: 神奈川県横浜市中区山手町16 地図
エリア: 元町・本牧エリア
電話番号: 0456628819
時間: 9:30-17:00
休業日: 第4水(祝日の場合は翌日)、12/29-1/3
料金: [入館料]無料
駐車場: なし
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club、その他)
※西洋館の物販が対象(喫茶の支払いは現金のみ)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay、PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAY、ALIPAY)
※西洋館の物販が対象(喫茶の支払いは現金のみ)
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可
滞在目安時間: 0-30分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可

情報提供：ナビタイムジャパン

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クチコミ

外交官の家の中

投稿日 : 2019.11.17

外交官の家の中にあるカフェです。それほど広くはありませんが、土曜日の午前中に訪れた時にはお客さんはいなくてすぐに座れる感じでした。静かで落ち着いた雰囲気のカフェでした。
入り口左側

投稿日 : 2019.06.16

外交官の家を入り左にあるトイレのそばにある喫茶店です。カレーやケーキなどがありお茶がいただけるところです。スペースは大きくありませんが落ち着いています。
外交官の家にある喫茶室です。

投稿日 : 2018.06.10

山手地区（横浜市中区）にある洋館、外交官の家にある喫茶室です。季節の花が咲く庭園を眺めながらお茶を楽しめます。