新倉山浅間公園
富士山と五重塔と桜のコラボ。日本を象徴する絶景スポットへ!
山の中腹に鎮座する新倉富士浅間神社
新倉山(あらくらやま)の中腹にある公園へは、車のほか、電車で行くこともできる。富士急行線下吉田駅で下車し、表参道入り口まで徒歩5分ほど。赤い大鳥居をくぐり、階段を上ると神社の境内広場に到着する。また参道脇の車道を奥へ進むと、約100台収容できる24時間無料の駐車場がある。車で来た人はここに駐車し、坂を上って神社境内へ。歩いてきた人も車の人も、まずは新倉富士浅間神社にお参りしよう。705年(慶雲3)に甲斐国八代郡荒倉郷(現在の新倉地区)の氏神として創建された由緒ある神社で、ご祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)はじめ三柱。807年(大同2)の富士山大噴火では、朝廷からの勅使による国土安泰を祈願する鎮火祭が執り行われ、そのとき平城天皇より「三国第一山」の称号を賜ったと伝わる。また武田信玄の父・信虎が北条氏との戦いの際に戦勝を祈願し勝利したといわれ、必勝祈願をはじめ、厄除け・開運・良縁・安産などのご利益をいただけるそうだ。「子育て神木」が立つ境内からは富士山を望め、神社の清らかな空気と相まってすがすがしい気分に浸れる。
398段の階段を上って絶景ポイントへ
境内広場から先は、五重塔(忠霊塔)まで続く階段を上って行こう。神社の御祭神である木花咲耶姫命にちなんで名付けられた「咲くや姫階段」は、全部で398(さくや)段。息が上がらないようにゆっくり上って15分ほど。階段は膝にこたえるという人は、少し距離は長くなるが、ゆるやかな上りの舗装路を歩くといい。階段を上りきると公園のシンボルである忠霊塔がそびえ、目指す展望デッキまではあとひと息だ。
展望デッキに立つと、左右に大きく裾野を広げた雄大な富士山と、富士山に抱かれた富士吉田の街並みが視界いっぱいに広がる。かつては地元の人やアマチュアカメラマンなど、知る人ぞ知る絶景スポットだったが、忠霊塔越しに見る富士山と桜が海外で日本を象徴する風景として紹介されるようになり、今では日本人よりも外国人観光客のほうが多いときも。デッキにはさまざまな国の言葉が飛び交い、うれしそうに記念撮影する人々の笑顔であふれている。
忠霊塔に祈りを捧げ、四季折々の風景を楽しむ
公園のシンボルである忠霊塔の正式名称は「富士吉田市戦没者慰霊塔」。市内出身の戦没者の霊をとむらうため、故郷の象徴である富士山を一望できるこの地に、1962年(昭和37)に建立された。大阪四天王寺の五重塔をモデルにしており、均整のとれた姿が美しい。明治以降の日清、日露、第一次世界大戦および太平洋戦争で戦死した960余柱(現在1055柱)の位牌が納められ、毎年9月には戦没者慰霊祭が行われる。
公園内には約650本のソメイヨシノが植えられ、満開になる4月上旬から中旬にかけては、ピンクの花と雪をいただいた富士山とのコラボレーションがひときわ見事。この時期は「新倉山浅間公園桜まつり」が開催され、春の富士吉田をたっぷり満喫できる。また園内が緑に覆われる夏、あでやかな紅葉に彩られる秋、富士山が真っ白に雪化粧する冬と、季節ごとに装いを変える風景を楽しめるのも大きな魅力だ。ここから望む夕日と夜景も絶景で、「日本夜景100選」にも選ばれている。
スポット詳細
- 住所
- 山梨県富士吉田市浅間2-4-1 地図
- エリア
- 富士山麓エリア
- 電話番号
- 0555211000
- 時間
- 24時間
- 休業日
- 無休
- 駐車場
- あり(約100台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 備考
-
※電話番号は、富士吉田観光振興サービスに繋がります。
※富士吉田市役所道路公園課へは0555-22-1111へご連絡ください。
情報提供: ナビタイムジャパン