河口湖

湖沼

富士北麓に広がる、富士五湖で2番目に大きな湖

山梨県側の富士山麓にある富士五湖のなかで、最も北に位置し、山中湖に次いで2番目の面積をもつ河口湖。富士山の眺望はもちろんのこと、釣りやウォータースポーツなども楽しめる。

富士河口湖町にあり、富士山をはじめ雄大な自然に囲まれている} 富士河口湖町にあり、富士山をはじめ雄大な自然に囲まれている

河口湖観光の玄関口となる船津浜へ

標高839mに位置する河口湖は、周囲約20kmと富士五湖のなかで最も長い湖岸線をもつ。まずは湖の南東端、県道137号(御坂みち)に面した船津浜(ふなつはま)へ行こう。富士急行線の終点、河口湖駅からは徒歩10分ほど。県道に沿って船津浜温泉街のホテルやレストラン、土産物店などが立ち並び、河口湖観光の拠点として賑わっている。無料の県営駐車場になっている湖畔には遊覧船やスワンボートの乗船場が、また県道を渡った向かいには「カチカチ山」として知られる天上山公園へのロープウェイ乗り場がある。天候に恵まれれば、湖上や山頂から富士山の眺めを楽しむのもいいだろう。

河口湖遊覧船として人気の「天晴(あっぱれ)」は船津浜から出航する} 河口湖遊覧船として人気の「天晴(あっぱれ)」は船津浜から出航する

船津浜から湖畔に沿って散策を楽しもう

船津浜の北側の林作公園(りんさくこうえん)に、河口湖のシンボル像である「源泉」が立っている。長崎平和祈念像の作者として知られる彫刻家、北村西望(きたむらにしも)が101歳のときにこの地を訪れて湖の景観に感動し、2年余りの歳月をかけて製作したものだ。大きな壺は河口湖になぞられ、知惠・希望・生命・五穀豊穣の泉を、また2体の女性は左側が「正」、右側は「反」を意味しているという。

日本彫刻界の巨匠、北村西望の終生最期の力作である「源泉」} 日本彫刻界の巨匠、北村西望の終生最期の力作である「源泉」

また船津浜の西側に湖に突き出た小さな岬があり、「畳岩(たたみいわ)」と呼ばれている。約1千年前に富士山が噴火したときの溶岩が固まったもので、長さ約100m、幅は最大約50m。ここまで溶岩が流れてきたとは、自然の脅威に驚くばかりだ。

富士五湖のなかで唯一湖上に架かる河口湖大橋

湖の東寄りにある全長約500mの河口湖大橋は、富士山と湖の景観が良いことから「日本の道百選」に選ばれている。ただし、橋上は駐停車禁止なので注意しよう。橋の北側のたもとに、小さな岬の上に鎮座する産屋ヶ崎(うぶやがさき)神社がある。富士山の女神として信仰される木花開耶姫(このはなさくやひめ)がここで出産したという伝説から、この名で呼ばれている。ここから望む富士山も美しく、湖に富士山が映る「逆さ富士」を見られることも。また橋の南側には大池公園があり、1月下旬-2月下旬の週末に開催される「河口湖冬花火」のメイン会場となる。

1971年(昭和46)に開通した河口湖大橋。歩道を歩いて渡ることもできる} 1971年(昭和46)に開通した河口湖大橋。歩道を歩いて渡ることもできる

産屋ヶ崎神社から湖を望む。春は桜越しに見る富士山がすばらしい} 産屋ヶ崎神社から湖を望む。春は桜越しに見る富士山がすばらしい

湖畔には桜から紅葉まで四季折々の風景が広がる

河口湖大橋の北側から、湖に沿って西へ県道21号(湖北ビューライン)を進もう。「河口湖美術館」がある辺りから1kmほどにわたっては「もみじ街道」と呼ばれ、例年10月末から11月下旬に開催される「紅葉まつり」ではライトアップも行われる。晩秋の澄んだ青空のもと、真っ赤に染まるモミジと雪をかぶった富士山のコントラストが美しい。

「紅葉まつり」のメイン会場となる「もみじ回廊」。ライトアップは22時まで} 「紅葉まつり」のメイン会場となる「もみじ回廊」。ライトアップは22時まで

河口湖の北岸で富士山の絶景ポイントのひとつとして知られるのが、大石地区にある大石公園。春は菜の花、夏はラベンダー、秋はコキアなど、季節の花々とともに富士山と湖の眺望を楽しめる。レストランやカフェもあるので、ドライブやツーリングの途中の休憩スポットとしてもおすすめだ。さらに西側の長浜地区には「奥河口湖さくらの里公園」があり、静かに自然を満喫できるハイキングスポットとなっている。

大石公園から見た富士山。湖畔の遊歩道に沿って季節の花々が植えられている} 大石公園から見た富士山。湖畔の遊歩道に沿って季節の花々が植えられている

スポット詳細

更新日:2024.04.25

住所
山梨県南都留郡富士河口湖町 map map 地図
電話番号
0555723168
駐車場
あり
クレジットカード
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 河口湖七福神巡り
    4.0 投稿日 : 2020.04.29
    河口湖畔をお散歩していると、自然と河口湖七福神めぐりが出来るような感じになっています。七福神のうちの弁財天は、唯一女性の神様。河口湖音楽と森の美術館の裏手、というか、湖側にいらっしゃいます。調べたら、綾小路きみまろさんが寄贈されたんですね。
  • ビックリ!女性だったのですね。
    4.0 投稿日 : 2019.11.27
    河口湖の黄金の七福神の一人です。七福神めぐりの赤い旗が目印になります。河口湖オルゴール美術館の裏の河口湖沿いにあります。弁財天が女性であることを知りませんでした。弁財天を訪れて驚きました。財を成せるようにと多くの人がお願いしに来ていました。

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