真田邸
江戸末期の御殿建築様式を残す、国の史跡指定を受けた貴重な建造物
武家屋敷の雰囲気を感じる式台と小玄関
表門をくぐると、すぐに情緒ある真田邸の主屋がある。出入り口となる玄関には高い格式を示す式台玄関と呼ばれる広い式台が。正面の玄関は殿様や客の出入りだけに使われ、家老や上級武士でも右にある小玄関から出入りしたそう。玄関の雰囲気だけでも江戸時代の趣を堪能できる。
江戸時代にタイムスリップしたかのような部屋の数々
玄関から進むとパネルの説明とともに数多くの部屋を見ることができる。真田邸は貴重な御殿建築。仕事をしたり客と対面したりする公式な空間を「表」、私的な生活空間を「奥」という。このような公私双方の役割をもつ建物を見ることができるのも真田邸の魅力だ。「表」の美しさはもちろん、見どころは「表」より装飾にこだわりがある「奥」の御寝所や手洗いの間などといった当時の人が生活しているそのままに残されているところ。各間には生活の小道具の説明もあるので江戸時代のよりリアルな生活を垣間見ることができる。
座観式の庭園でゆったり自然の美しさを眺める
部屋を見学したあとは最大の見どころである庭園へ。狼煙山(のろしやま)をはじめとする周囲の山々を借景として取り込んだ景色を楽しめる。縁側に腰をかけて庭を楽しむ座観式は御居間の縁側から楽しめる、四季折々の景色をゆったりと眺めることができ、かつて真田家の人々がこの景色を愛したのもうなずける。
屋敷の外も見どころ多数
真田邸の楽しみ方は屋敷外にもある。屋敷の周りには7つの土蔵が屋敷を囲むように建っている。かつて真田家の武具や道具類が大小無数の長持に眠っていたそうだ。3番土蔵は松代文化財ボランティアの会による体験工房で、定期的にさまざまなワークショップが行われている。また歩いていると庭園や主屋を外から見ることができ、鎮守と呼ばれる鳥居のある稲荷社もある。
城外御殿として建築した真田邸は、明治維新以降は真田家の私邸として使われ、1966年(昭和41)に真田家伝来の資料とともに、長野市に譲渡された。
スポット詳細
- 住所
- 長野県長野市松代町松代1 地図
- エリア
- 長野市周辺エリア
- 電話番号
- 0262156702
- 時間
-
[4-10月]9:00-17:00(最終入場16:30)
[11-3月]9:00-16:30(最終入場16:00) - 休業日
- 年末年始
- 料金
-
【入場料】
[一般]400円
[小・中学生]100円 - 駐車場
- あり(30台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、LINE Pay)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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