渉成園

庭園

風雅なる庭園と讃えられ、季節ごとに表情を変える東本願寺の別邸

渉成園入り口の西門。奥の高石垣には多様な石が使われている} 渉成園入り口の西門。奥の高石垣には多様な石が使われている

東本願寺にお参りの際は、渉成園にも立ち寄りたい。お寺をあとにし、法衣や数珠などのお店が軒を連ねる門前町を東へ歩いて約3分、通りの突き当たりが渉成園の入り口だ。ここは東本願寺の飛地境内地(別邸)で、江戸幕府3代将軍・徳川家光によって土地が寄進され、本願寺13代・宣如(せんにょ)上人の隠居所とした。周囲の生垣に枳殻(からたち)をめぐらせたことから枳殻邸(きこくてい)と称されるようになる。印月池(いんげつち)を中心とした広い池泉回遊式庭園は、洛北に詩仙堂を開いた石川丈山の作庭と伝わる。何度も火災に見舞われ、現在の建物は1864年(元治元)の蛤御門(はまぐりごもん)の変で焼失したのちの再建だ。楼門造りの傍花閣(ぼうかかく)、池に架かる木造の反橋(そりばし)の侵雪橋(しんせつきょう)、さらには茶室(内部通常非公開)などを巡り、国の名勝にも指定されている回遊できる庭園の醍醐味を味わいたい。

枳殻邸の名の由来になった枳殻の生垣} 枳殻邸の名の由来になった枳殻の生垣

左右に階段のある入り口が設けられた傍花閣} 左右に階段のある入り口が設けられた傍花閣

侵雪橋を渡って茶室・縮遠亭(しゅくえんてい)のある島へ} 侵雪橋を渡って茶室・縮遠亭(しゅくえんてい)のある島へ

スポット詳細

住所
京都府京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町 map map 地図
電話番号
0753719210
時間
[3-10月]9:00-17:00(受付は16:30まで)
[11-2月]9:00-16:00(受付は15:30まで)
休業日
年中無休
料金
庭園維持寄付金として500円以上(高校生以下250円)
駐車場
なし
クレジットカード
可(VISA、MasterCard)
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり(英語版のガイドブックあり)
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい
備考
[東本願寺参拝接待所直通]075-371-9210

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 真宗本廟(東本願寺)歴代住職の別邸
    4.0 投稿日 : 2023.04.13
    京都東本願寺の飛地境内地です。江戸時代、三代将軍徳川家光が寄進した約1万6千坪と云われる敷地内には、数棟の茶室や書院群、持仏堂、池泉回遊式庭園等が整備されており、東本願寺歴代住職の隠居所、及び明治天皇の休憩所や文化人達の交流の場として使用された格式の高い別邸です。説明文によると、「渉成園」における和の趣向が詰まった歴史的建造物や四季の自然は、儒学者の頼山陽によっても紹介されているとか。なお...
  • 桜と建物とのコラボが素晴らしい!
    5.0 投稿日 : 2022.05.06
    渉成園は、東本願寺の飛地境内地の庭園です。東本願寺の御影堂門を出て東へ2-300mほど向かうと、渉成園の入り口がありました。 この庭園は、江戸時代の1641年、三代将軍・徳川家光から土地がが寄進され、作庭されたそうです。私たちが訪れたのは3月28日。京都の桜がほぼ満開になった日です。庭園内にはいくつかの種類の桜が咲きほこっていて、園内の趣のある建物とのコラボが、変化に富んでいて素晴らしかったで...
  • 3月末はこの名勝を桜が彩っていました
    5.0 投稿日 : 2022.04.23
    東本願寺の別邸である渉成園。周囲に枳殻(からたち)が植えてあったことから枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれている、国の名勝に指定されている庭園です。 渉成園に入園するには、「庭園維持寄付金(500円以上と書かれていました)」が必要です。でも、それ以上に価値がありそうな、立派な2種類のガイドブックをいただきました。 2つの島が浮かぶ園内には広い池があり、いくつかの建物もあります。その庭園を四季折々...

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アクセス

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