本田味噌本店
御所御用達も務めた、江戸時代から続く味噌の老舗
200年近く続く老舗味噌店
本田味噌本店は、京都御所の西側に位置し、室町通(むろまちどおり)と一条通が交わる北側にある。老舗らしいどっしりとしたたたずまいの京町家で、味噌ひと筋の商売を続けてきた。その歴史は古く、創業は今からおよそ200年前の1830年(天保元)。初代店主となる丹波屋茂助が、麹づくりの技を見込まれ、宮中の料理に使われる味噌を献上したのが始まり。以来、御所の御用達を務めてきたが、明治時代になると一般に向けた販売も行うようになった。その頃には、江戸を「東京」、京都を「西京」とも呼ぶようになったことから、手がける味噌を「西京(さいきょう)味噌」と命名。現在にいたるまで、「西京味噌」は全国に知られ、愛されてきた。
京料理を支える「西京白味噌」
看板商品は「西京白味噌」。京料理には欠かせない存在で、美しい淡黄色の色合いできめが細かいのが特徴だ。上質な米麹を大豆の2倍も使うことで、麹のまろやかな甘みを感じられる。正月にいただくお雑煮を白味噌で作る京都では、「本田味噌の白味噌でなければ味が決まらない」という人も多い。また、京都の和菓子屋では、本田味噌本店の白味噌を使った和菓子を手がける店もある。
「西京白味噌」と並んで人気があるのは「紅こうじ味噌」だ。漢方として親しまれてきた紅麹を伝統の醸法で味噌に仕立てたもので、高い香りとともにこく深さも感じられる。風味を楽しみたい人や、健康志向の人にも評判だ。
味噌の新たな可能性を感じさせるラインナップ
「味噌屋といえる商売せい」とは、本田味噌本店において代々伝えられてきた鉄則。味噌造りにおける伝統をしっかりと守り、良質な味噌を生み出し続けながらも、時代に応じて求められる「新しい味噌」の開発にも力を入れている。たとえば、「一わんみそ汁」はフリーズドライにした味噌を焼き麩で包んだひと品。お椀に割り入れて湯を注ぐだけで、本格的な味噌汁を味わえる。
最近では、西京白味噌と洋風だしをあわせた「スープ」が登場。味は「野菜ブイヨン」「カレー」「チキンブイヨン」の3種。フリーズドライになっているので、湯を注ぐだけで手軽に味わえる。実は本田味噌本店では、「Le martin de miso(るまるたんどぅみそ)」という味噌スイーツのブランドも手がける。味噌の甘さとしょっぱさを生かした、遊びごころいっぱいの洋風スイーツを生み出している。焼き菓子は個包装での販売なので、必要な分だけを購入できるのもうれしい。伝統を大切にしながらも、新しい「味噌」を生み出し続ける「本田味噌本店」へぜひ足を運んでみよう。
スポット詳細
- 住所
- 京都府京都市上京区室町通一条上ル小島町558 地図
- エリア
- 京都御所周辺エリア
- 電話番号
- 0754411131
- 時間
- 10:00-18:00
- 休業日
- 日
- 駐車場
- あり(4台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 京味噌が美味しい
- 毎回京都に来るたびに利用します。今回はお味噌以外にもお醤油やふりかけも買ってみました。やっぱり白味噌が1番好きかな〜。宿泊していたホテルに近いので便利です。
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- 白味噌がうまい
- 正月用のお雑煮の味噌を購入のため、訪れましたました。江戸時代から、味噌の宮内庁御用達、西京白味噌、大吟醸発酵白味噌は最高です。
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- 本田味噌本店
- 京都御苑の近く、虎屋菓寮へ向かう途中、室町通沿いの本田味噌本店を見つけました。京町屋の店構え、木製に金字の渋い看板、歴史を感じさせるお店です。京の料亭に卸しているらしいので、味もお墨付きなのでしょう。
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