北海道博物館

北海道の自然・歴史・文化がまるごとわかる博物館

札幌市、江別市、北広島市の3つの市にまたがっている道立自然公園「野幌森林公園」。広大な敷地内にある施設のひとつが、北海道の自然・歴史・文化などについて知ることのできる「北海道博物館」だ。

マンモスの牙と一緒に。総合展示室にある記念撮影コーナー

地下鉄東西線新さっぽろ駅、JR新札幌駅に隣接する新札幌バスターミナルから、「開拓の村」行きのバスに乗ると約15分で到着。または、JR森林公園駅から同じバスで5分。脚力に自信がある人は森林公園駅から辺りの自然を眺めながら坂道を登っていくのもあり。時間としては25分ほどかかる。緑豊かな場所に建つ「北海道博物館」は、2015年(平成27)に開館。北海道開拓記念館と北海道立アイヌ民族文化研究センターを統合して開設した総合博物館で、「森のちゃれんが」という愛称が付けられている。

レンガ造りの博物館

常設の総合展示は1階と2階からなり、展示は5つのテーマに分けられている。1階の入り口を進むと、最初に現れるのがマンモスゾウとナウマンゾウの大きな復元骨格。ここは、「プロローグ　北と南の出会い」というテーマで、北東アジアの交差点である北海道がどんな場所かを感じさせてくれる博物館の導入部分になっている。第1テーマ「北海道120万年物語」は、開拓が進む頃までの独自の歴史についての展示。日本史の教科書とはまた違ったおもしろさを知ることができる。

北のマンモスゾウ(右)と南のナウマンゾウ(左)が迎えてくれるプロローグの展示

縄文文化の土偶などもある第1テーマの展示

第2テーマは「アイヌ文化の世界」。日本の先住民族であるアイヌ民族の文化や歴史について紹介している。明治政府による北海道の開拓にともなって、生活や文化に打撃を受けたアイヌ民族の歩みに関する展示をはじめ、復元された家屋のほか、衣・食・祈りなど、今から100～200年前の伝統的な生活様式も紹介。アイヌ民族の現在を知ってもらうために作られた、ある家族の歴史物語の展示は子どもでもわかりやすい内容で必見だ。また、貴重な口承文芸、歌や踊りの映像や音声も視聴することができる。

復元された昔の家屋。白老や千歳の人たちが昔の工法にしたがって建てた。

2階に上がると、第3テーマ「北海道らしさの秘密」、第4テーマ「わたしたちの時代へ」、第5テーマ「生き物たちの北海道」の展示がある。第3テーマでは、北国ならではの暮らしがどうやって育まれてきたのかを歴史とともに学んでいく。第4テーマでは、この100年ほどの歴史や暮らしのうつりかわりを紹介。第5テーマは、明治時代の開拓にともなって急速に変わった北海道の多様な自然環境とそこに暮らす生き物たちについての展示。生き物について学ぶことで、「ヒト」とほかの生物との関わりについて考えるきっかけにもなる。博物館では総合展示のほか、随時企画展も行われている。また、子どもがいろいろな体験をできる「はっけん広場」もある。

第5テーマの展示。クマやシカの入り口をくぐると、生き物たちの世界が現れる

スポット詳細

北海道博物館【総合展示】入場チケット(日時指定)

¥800

更新日：2024.04.27

住所: 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2 地図
エリア: 札幌郊外エリア
電話番号: 0118980466
時間: [5-9月]9:30-17:00(最終入館16:30)
[10-4月]9:30-16:30(最終入館16:00)
休業日: 月(祝の場合は翌平日)、年末年始(12/29-1/3)、臨時休館あり
料金: [入館料]有料(料金はHPでご確認ください)
駐車場: あり(105台)
※無料
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay、LINE Pay、auPAY、ALIPAY、その他)
Wi-Fi: あり
喫煙: 不可(屋外に喫煙所あり)
英語メニュー: あり
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可
雨の日でも楽しめる: はい
備考: 北海道博物館＋北海道開拓の村共通チケットあり