函館市熱帯植物園
南国の花を眺めながら、家族みんなで遊べる植物園
真冬の北海道でも、常夏の花が咲く
「函館市熱帯植物園」は常夏の草木が生い茂る温室を中心に、ニホンザルが暮らす「サル山」や子ども用遊具が設置された「ちびっ子広場」などがあり、コンパクトな敷地に多彩な楽しみが詰まっている。またシーズンごとに楽しめるいろいろな設備があり、夏は「水の広場」に入っての水遊びや、冬には「足湯」に浸かってのんびりしたりと、地元ファミリーにも人気のスポットだ。同園のシンボルでもある温室は熱帯から亜熱帯の気温に保たれ、バナナ、レモンといった果実のなる木や、ハイビスカス、ブーゲンビリアなど南国ならではの花など約300種3000本が植栽されている。温室の中央には展望台が設置してあるので、上がってみよう。高いところから見下ろせば、ジャングルに迷い込んだような気分になれるはずだ。「温室で育っているゴムの木は、仙台以北では最大の大きさなんですよ」と園長の鈴木一郎さんが教えてくれる。
湯の川温泉の冬の風物詩「サル山温泉」
同園があるのは、函館・湯の川温泉で知られる場所。温室の外、園内にあるサル山で暮らしているニホンザルのために、冬には温泉が用意される。この通称「サル山温泉」は、湯の川温泉の冬の風物詩だ。サル山の湯船に温泉が注がれるのは、例年12月1日~5月5日頃。植物園のウェブサイトで情報が公開されるので、チェックしてから訪れよう。もちろんそれ以外の時期でも、サルに会うことはできる。エサやりをしたいなら、正面入り口の受付で購入しよう。1袋100円で販売している。同園の開園は1970年(昭和45)の7月だった。その後「もっと来園者を楽しませたい」という想いから、サル山を造設したのが翌年の10月。横浜から20頭のニホンザルが、津軽海峡を越えてやってきた。同園のサルは、一時期138頭まで増えたが、2022年(令和4)現在は、50頭が元気よく暮らしている。
親子の会話が弾むバッテリーカーと世界の昆虫コーナー
函館市熱帯植物園の大きな特徴は、子どもの遊び場が充実している点だろう。50円で乗れる「バッテリーカー」は開園当初から大人気の遊具。パトカーやウサギを模したデザインのバッテリーカーがあり、男の子も女の子も元気に乗り回している。同園でもう1つ力を入れているのが「昆虫コーナー」だ。世界各地からカブトムシやクワガタを集めて、飼育展示を始めたところ、大人にも子どもにも大好評(昆虫を観賞できるのは夏の間だけ)。「親世代は日本のカブトムシやクワガタを見て喜ばれますが、お子さんたちにはヘラクレスオオカブトなどの外来種が人気。虫を眺めながら親子で会話を弾ませてくれるのは、見ていてとてもうれしいです。温室内には植物だけでなく、カメ、インコ、鯉、それからピラニアやレッドテールキャットというナマズの仲間が暮らしています。ぜひ探してみてください」と鈴木さん。同園は、函館市電湯の川電停を下車して徒歩15分。函館空港からは車で10分とかからない便利な場所にあるので、ぜひ立ち寄ってみよう。
スポット詳細
- 住所
- 北海道函館市湯川町3-1-15 地図
- エリア
- 函館エリア
- 電話番号
- 0138577833
- 時間
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[4-10月]9:30-18:00
[11-3月]9:30-16:30 - 休業日
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※HPをご確認ください
※その他荒天などの場合臨時休園する場合があります - 料金
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【入園料】
[一般]300円
[小・中学生]100円
[小学校未就学児]無料 - 駐車場
- あり
- クレジットカード
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 車椅子での入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン