羅臼国後展望塔
羅臼の青い海を一望。晴れた日には国後島も見える展望塔
羅臼漁港や羅臼岳を高台から見てみよう
知床半島の東南側、海沿いの国道335号を西に折れ、坂道を上がっていくと羅臼国後展望塔がある。海抜167mの高台から羅臼の街を見下ろそう。スケソウダラ、イカ、鮭、昆布など年間を通してさまざまな魚介が水揚げされる街の中心・羅臼漁港が一望できる。漁港は観光船の乗り場にもなっており、観光船ではイルカやシャチ、クジラを観察できる。この展望塔からも、根室海峡を泳ぐシャチやクジラが見えることもあるという。「知床富士」とも呼ばれる羅臼岳や、根室海峡の向こうには国後島(くなしりとう)も見える。
美しい自然の宝庫、国後島を望む展望塔
国後島まではここからわずか25km。羅臼国後展望塔は、北方四島返還運動の一環として設置された施設だ。国後島を含む北方領土は、戦後、不当にソ連に占拠され、現在もロシアによる実効支配が続いている。終戦当時7364人もの人々が暮らしていた国後島は、全長122km、面積は1489.9平方キロメートルと沖縄本島よりも広い。館内には、国後島をはじめ、択捉島(えとろふとう)、色丹島(しこたんとう)、歯舞群島(はぼまいぐんとう)の北方四島について紹介パネルが掲示されている。豊かな自然に囲まれた北方領土には、バイオリンの楽曲名でも有名な美しい鳥「エトピリカ」や、白いヒグマなど珍しい動物が生息しているという。このほかにも展望塔内では、返還運動やロシアとの相互交流の様子が映像で流されている。
日の出の時間や冬の眺めもオススメ
羅臼国後展望塔は冬場も開いており、流氷を眺めることができる。展望塔までの急坂の、冬場の運転にはくれぐれも気をつけよう。冬にも利用したことがあるという人が「特に下りが怖い」と教えてくれた。羅臼の海は、この流氷が運んできた栄養により、たくさんのプランクトンが発生し、山々から流れ込むミネラル豊富な雪どけ水とともに豊かな漁場をつくっている。また、海底付近にある冷たい海洋深層水も、豊かな海をつくる要因だ。近くにある「道の駅 知床・らうす」では、海洋深層水を使ったほんのり塩味のソフトクリームを味わえる。展望塔は、日の出の名所としても知られている。漁港から出発する船をここから眺めながら、旅の朝を迎えるのもオススメだ。
スポット詳細
- 住所
- 北海道目梨郡羅臼町礼文町32-1 地図
- エリア
- 知床エリア
- 電話番号
- 0153874560
- 時間
-
[4-10月]9:00-17:00
[11-1月]10:00-15:00
[2-3月]9:00-16:00 - 休業日
-
[11-4月]月(月が祝、振替休日の場合は翌日)、12/29-1/5
※天候等により臨時休館の場合あり。 - 料金
- [入館料]無料
- 駐車場
- あり
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- ペットの入店
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 薄っすらと国後島が…。
- 生憎の空模様で、遥か、微かに“国後島”を眺めることが出来ました。遥かに見えることで、遠さを感じられるのだろうと思っていたのですが、霞んでいるとは言え直ぐそこに見える島が、実効支配されているとは言え、ロシア人だけしか住んでいないことを考えると複雑な心境です。
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- 流氷と羅臼岳ハッキリ
- 天気が良く海側は流氷、山側は羅臼岳がハッキリ見えて良かったです。今年も雪壁ウォークは無いのか?近くで羅臼岳見たいですね。
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- 羅臼の街並みと港の向こうに国後島
- ウトロから知床横断道路を通って羅臼へとやってきた私たち。街並みの背後の丘の上にある羅臼国後展望塔に向かいました。細くて急な坂道を登った先に、こちらの建物が建っていました。 標高は167mなんだそうです。ですから、羅臼の街並みが眼下に広がり、羅臼港の防波堤が海に伸びている様子や、その先の美しい海、そしてさらにその先には国後島も見えました。 羅臼に来たら、(腫れていたら)この羅臼国後展望塔にも...
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