流氷観光船 ガリンコ号
流氷をガリガリ割って、冬のオホーツク海を縦横無尽にクルーズ!
螺旋型のドリルでガリガリと流氷を砕く
流氷で閉ざされた冬のオホーツク海。その流氷をガリガリと砕き進んでいく船が「流氷観光船 ガリンコ号」だ。船首に取り付けられた螺旋型のドリルは「アルキメディアン・スクリュー」と呼ばれるもので、ねじを回せば前に進むというアルキメデスのねじの原理を応用したもの。アラスカの油田開発のために試験的に造られた砕氷船を、紋別市が「ガリンコ号」と命名し、流氷の海への観光客向けクルーズをスタートさせたのが、1987年(昭和62)のこと。これが世界初の流氷砕氷観光船だった。2004年(平成16)には「流氷とガリンコ号」は北海道遺産に登録された。
受付を済ませたら、出航までは海の駅で
ガリンコ号への乗船は予約制。電話かウェブサイトで申し込んでおこう。当日は海の駅でもある「海洋交流館」で受付を済ませ、出発時間になるのを待とう。受付は1時間前から開始となる。海洋交流館内には、紋別の人気レストランが集合したフードコートや、ガリンコ号オリジナルグッズを販売するショップが入っている。また、北海道唯一の氷海展望塔「オホーツクタワー」へのシャトルバスも出ているので、余裕があればそちらも見学してみよう。15分前に案内放送が流れたら、いざガリンコ号へ乗船だ。ちなみに夏場のガリンコ号は、ホタテ漁を見学したり、釣りを楽しんだりできるイベントクルーズとして運航されている。
流氷まで可能なかぎり近づいてくれるのが魅力
船内からも流氷見学はできるが、やっぱり屋外の展望スペースを確保したい。極寒の冬の海風を受けるので防寒対策はしっかりとしておこう。なお当日の状況で「流氷なし」とアナウンスされた場合でも、海面にプカプカ浮く氷を見られることが多い。所要1時間だが、流氷が遠くにある場合は、そこまでなるべく近づいて航行するので予定時間をオーバーする可能性がある。スケジュールには余裕を持たせておこう。2021年(令和3)に就航した「ガリンコ号 Ⅲ IMERU」はバリアフリーにも対応している。流氷を見られるのは1月下旬頃から。2月の土・日曜、祝日限定で早朝のサンライズクルーズも航行する。蜃気楼でゆがんで四角く見える、不思議な日の出を見られるかもしれない。
スポット詳細
- 住所
- 北海道紋別市海洋公園1 地図
- エリア
- 網走・紋別エリア
- 電話番号
- 0158248000
- 時間
-
[出航時間(冬期)]ガリンコ号IIIとガリンコ号IIの2隻体制で運航中なので、時間の詳細はHPでご確認お願いします。
※月により異なるため要予約 - 休業日
- 年末年始、4月(検査の為)
- 料金
-
【冬期】
[ガリンコ号III・IMERU]大人4,000円、小人2,000円
[ガリンコ号II]大人3,000円、小人1,500円 - 駐車場
- あり
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、銀聯)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(WAON)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可(乗船は可能、事前にご連絡ください)
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 不可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン