ほろのべトナカイ観光牧場
サンタクロースの相棒「トナカイ」に会いに行こう!
トナカイをテーマにした国内唯一のスポット
最北の温泉郷・豊富温泉を約8km南下すると、道道121号沿いに茶色い大きな煙突のようなものが見えてくる。幌延町にある「幌延深地層研究センター『ゆめ地創館』」の展望台だ。ほろのべトナカイ観光牧場はこの隣。幌延町は北緯45度線上に位置し、年間平均気温は5℃前後と低く、冬場になると1m前後の積雪がある寒さの厳しい町だが、野生のトナカイが生息するのはそれよりさらに北。そもそも、日本には野生のトナカイは存在していない。「北海道でトナカイを飼育したい」という夢を抱いたある青年が、フィンランドで飼育技術を学び10頭のトナカイを輸入。1989年(平成元)に幌延町でトナカイ畜産牧場を開いたことがきっかけで、トナカイのいる町として幌延は有名になった。そこで町はトナカイと触れ合えるこの観光牧場を開いた。
エサやり体験でトナカイと触れ合おう!
トナカイ観光牧場にいるのは、青年が最初に輸入したトナカイの2世、3世。幌延町生まれのトナカイだ。トナカイはユーラシア大陸の北部では古くから家畜化されており、サハリンを探検した間宮林蔵の記録『北夷分界余話(ほくいぶんかいよわ)』にもトナカイが登場する。ちなみにトナカイはアイヌ語の「トゥナカイ」がそのまま呼び名になっている。入り口にある「レストラン・ポロ」のレジで、トナカイのエサ(200円)を購入しよう。暑い夏の盛りはあずまやの日陰でうずくまるトナカイも、エサを見せるとすぐに近寄ってくる。手のひらに当たるトナカイの鼻先は、フワフワとしていてやわらかい。出産シーズンの初夏には、赤ちゃんトナカイに会えるかもしれない。
冬でも楽しめる道北の貴重な観光スポット
トナカイ観光牧場では例年冬になると「トナカイホワイトフェスタ」が行われ、トナカイのソリや、スノーモービルがひくバナナボートといった雪国ならではのアクティビティを楽しめる。道北の観光施設は冬季休業が多いため、冬場に楽しめる貴重な観光スポットだ。また、寒冷地の特性を生かし、牧場に隣接するノースガーデンには「秘境の花」として知られ、ヒマラヤや中国の山岳地帯に自生する「幻の青いケシ(メコノプシス)」が植栽されている。この花は雨季にしか見ることができないことから登山家の間では「天上の妖精」とも称され、「現存する花のなかで最も美しい」といわれるほどの花だ。初夏のごく短い期間には、苗の販売もしている。
幌延[川口1] のお土産なら駅の「ホロカル」へ
併設の「レストラン・ポロ」は、町内の授産施設の運営だ。飼育から加工・販売まで一貫した体制で生産している合鴨を使ったメニューが豊富で、合鴨のガラからとる純正濃厚合鴨スープを使ったラーメンが評判だ。お隣の「ゆめ地創館」は、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の研究を紹介。入場無料なので合わせて見学しても。トナカイにまつわるお土産が欲しいと思ったら、車で6分の距離にある幌延町移住情報PR支援センター「ホロカル」へ。トナカイの角細工やトナカイの缶詰、日本では珍しい町産ズナラ樽熟成のお酒といった、レアなお土産を購入することができる。
スポット詳細
- 住所
- 北海道天塩郡幌延町字北進398 地図
- エリア
- 稚内エリア
- 電話番号
- 0163252050
- 時間
-
[牧場・売店]9:00-17:00
[レストラン]ランチ11:00-14:00(L.O.)、喫茶14:00-16:00(L.O.) - 休業日
- 月(祝の場合翌営業日)、年末年始(12/31-1/5)
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(乗用車40台、大型バス4台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、UC、SAISON)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン