信州善光寺仲見世通り
善光寺参拝には欠かせない、多くの参拝客が楽しむ門前町
善光寺とともに長い時間を歩んできた通り
善光寺の仁王門を通ると、とたんにたくさんの店が並ぶ光景に。仲見世通りと呼ばれるこの石畳の通りは山門まで続く。この石畳は長野市の文化財に指定されている。仲見世通りは、もともと善光寺如来堂(にょらいどう)があった場所。1694年(元禄7)に善光寺如来堂が現在の善光寺境内の北側に移されたあと空き地となったため、商人が次第に集まり露天や小屋といった仮店が建てられ、明治以降、今に近い常設の店が並ぶようになった。その時代を思わせる老舗から今の雰囲気を取り入れた新しい店もある、新旧入り交じった賑やかな通りとなっている。
名物グルメやお土産、民芸品店などがずらり
仁王門から山門までの約400mの間にたくさんの店が並び、各店が個性豊かなので時間を忘れて買い物をしてしまうのが仲見世通りの魅力。善光寺の門前らしい仏具や数珠などを販売する仏具店や、信州自慢の物産や民芸品、ご当地キャラのグッズといった土産物屋が並ぶ。また、善光寺参拝の休息にうってつけのそば店やカフェ、手軽に食べられるテイクアウトグルメもいろいろある。散策しながらランチやショッピング、ちょっとした休憩もできるので、善光寺エリア巡りのスケジュールに合わせてぜひ立ち寄ってみよう。
歴史的スポットもお見逃しなく
仲見世通りには商店だけでなく、その長い歴史を感じさせる見どころも多い。仲見世通りを善光寺に向かって歩いた左側に延命地蔵尊と呼ばれる1体のお地蔵さまが祀られている。約300年前まで、仲見世通りのなかほどにあった善光寺如来堂の如来様が安置されていた場所に建つ。また、その向かいにある仲見世通りの脇道の先にあるのが、善光寺世尊院(せそんいん)の小御堂。堂内に日本唯一の等身大の「釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)」(国重要文化財)を安置している。こういった仲見世通りの歴史的な風情に触れるのも楽しみ方のひとつだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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