十和田市官庁街通り(駒街道)

歴史街道

馬産地として知られる十和田市のシンボルロード

古くから馬の産地としての歴史をもつ十和田市の、官公庁が集まる通りが「官庁街通り」。整備が進み、十和田市現代美術館やアート広場とともに、県内外から多くの人が集まる街のシンボルロードに発展しつつある。

通りのあちらこちらに、馬の銅像や関係するオブジェが飾られている} 通りのあちらこちらに、馬の銅像や関係するオブジェが飾られている

馬と生活をともにしてきた南部藩の歴史

馬を大切に、ともに生活をしてきた南部藩の伝統や歴史を受け継ぎ、馬の産地として栄えてきた十和田市。戦時中は旧陸軍省軍馬補充部が設置され、戦後にその広大な土地が官庁用地として利用されてきた。その後、省庁再編などでいくつかの庁舎が統廃合され、この通り一帯を新たに整備。「駒街道」という名にふさわしいこの大通りは全長が約1.1kmで、歩道沿いには馬の像や蹄の形をしたオブジェなどが設置された。その両脇には161本の松と155本の桜が植樹され、合計4列の並木が連なっていることから、桜の名所としても知られている。

緑にあふれた官庁街通りの様子。右側に十和田市現代美術館がある} 緑にあふれた官庁街通りの様子。右側に十和田市現代美術館がある

アート広場の前の歩道には、馬の鞍の形をした歴史案内板が設置されている} アート広場の前の歩道には、馬の鞍の形をした歴史案内板が設置されている

市民図書館までアート

官庁街通りは、1986年(昭和61)に「日本の道100選」に、2007年(平成19)には「美しい日本の歴史的風土準100選」に選ばれており、以前より美しさには定評があった。近隣には公園やスポーツグラウンドなどが多いうえ、美しい並木の効果もあり、官庁街でありながら緑の多い印象を受ける。市役所も、移転リニューアルの際に庁舎前に芝生を整え、中庭のようなスペースとして一般に開放。また、市役所の斜め向かいにある建築家・安藤忠雄が設計した市民図書館は、十和田市現代美術館同様、ガラス窓を大きく配置し、通りから中を伺えるデザインとなっている。図書館さえもアートな雰囲気に包まれていて、通りを往復するだけで感性が刺激される。

十和田市役所前の芝生広場。ガラス張りの廊下に沿ってベンチが設置されている} 十和田市役所前の芝生広場。ガラス張りの廊下に沿ってベンチが設置されている

アートな街に溶け込むような、シックでモダンな市民図書館} アートな街に溶け込むような、シックでモダンな市民図書館

通り全体が癒やしの空間に

官庁街通りは、やはり桜の時期が見逃せない。とっておきのビュースポットは、市役所本館3階の展望テラスだ。満開に咲き誇る桜並木を一望できるとあって、数多くの人が訪れるそう。市民図書館の隣には「桜の広場」があり、無料の屋内休憩所やトイレなど、散策途中の休憩ポイントとしても利用できる。車で旅行する人もここではいったん車を降りて、歴史とアートを感じながらのんびり散策してみよう。

春にはこんなに色づいた並木道が見られる。なんとも幻想的だ} 春にはこんなに色づいた並木道が見られる。なんとも幻想的だ

桜の広場。右奥に無料の屋内休憩所とトイレが並ぶ} 桜の広場。右奥に無料の屋内休憩所とトイレが並ぶ

スポット詳細

住所
青森県十和田市西二番町、西三番町、西十二番町、西十三番町 map map 地図
電話番号
0176243006
駐車場
あり(876台)
※有料
Wi-Fi
あり(TowadaCity_Free_Wi-Fi)
備考
※電話番号は(一社)十和田奥入瀬観光機構へ繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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