いーはとーぶアベニュー材木町
古き良き時代の風情が残る、宮沢賢治ゆかりの町
宮沢賢治のモニュメントが通りを彩る
材木町のメインストリートである材木町通りは「い-はと-ぶアベニュー」と呼ばれる商店街。「い-はと-ぶ」とは、宮沢賢治が名づけた、理想郷(岩手)を意味する造語だ。通りの入り口付近では、花崗岩の台座に腰かけている宮沢賢治像『石座』が訪れる人を出迎えてくれる。通りには賢治の代表作のひとつ、『セロ弾きのゴーシュ』に登場するチェロをかたどった「音座(おんざ)」のほか、「星座(ほしざ)」「絹座(きぬざ)」「花座(はなざ)」「詩座(うたざ)」など、賢治ゆかりのモニュメントが点在。県内唯一の書道用品専門店をはじめ、木工家具、靴、カバン、鉄道模型、骨董品などの専門店や老舗店が立ち並び、城下町・盛岡を散策するうえで欠かせない人気スポットとなっている。
賢治ゆかりのスポットをめぐる
1896年(明治29)、岩手県花巻市に生まれた宮沢賢治は、岩手県立盛岡中学校(現・岩手県立盛岡第一高等学校)で学び、卒業後、盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)に首席で入学。青春期の約10年間を盛岡で過ごした。い-はと-ぶアベニュー材木町には、賢治が足繁く通った書店や、賢治の代表作『注文の多い料理店』の出版元であった民芸品店「光原社」があり、賢治ファンなら見逃せない。ほかにも、木の個性を生かし、一つひとつていねいに家具を作り上げる「岩泉純朴家具」には良質なインテリア用品がいっぱい。ここの家具に触れると、その品質の良さを実感できる。
自然豊かな北上川の河畔を歩く
い-はと-ぶアベニュー材木町の入り口は、川下側が旭橋、川上側が夕顔瀬橋と、2つの橋のたもとにある。どちらの橋からも河岸の遊歩道に下りることができ、夏場の夕方になると涼を求めて地元の人がやってくる。橋の上からは美しい岩手山を眺められ、地元民のなかにも、通勤通学の途中に足を止めて撮影している人もいるほど。い-はと-ぶアベニュー材木町だけでなく、周辺にも足を運んでみよう。裏通りには商売繁盛の守り本尊「酒買地蔵」の祠があり、地蔵様が人に取り憑いた酒鬼を退治したという伝説が残る。『まんが日本昔ばなし』にも登場したことがあるため、地元では知られた存在だ。また、旭橋を盛岡駅方面に渡ると、木伏(きっぷし)緑地の飲食街があるので、そちらで食事をとるのもいい。
スポット詳細
- 住所
- 岩手県盛岡市材木町 地図
- エリア
- 盛岡市・雫石町・小岩井エリア
- 電話番号
- 0196233845
- 時間
- 店舗により異なる
- 休業日
- 店舗により異なる
- 駐車場
-
あり(13台)
※4-11月の毎週土15:00-19:00はよ市開催のため利用不可 - クレジットカード
- 各店別
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 各店による
- Wi-Fi
- あり(設置中)
- コンセント口
- あり(多数)
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン