加賀友禅会館
武家文化のなかで育った加賀友禅の個性と技を体験できる
発展の基礎をつくったのは宮崎友禅斎
加賀友禅会館は兼六園のちょうど東側、同園桂坂口から徒歩5分ほどの場所にある。入館するとフロア右手に加賀友禅の実物が並んだ展示コーナーがあり、京友禅と並ぶ高級着物である加賀友禅の質感や色合い、精緻な絵柄を間近で見ることができる。一方、正面左側の壁には加賀友禅の歴史や制作工程をわかりやすくパネル解説してある。加賀友禅のルーツは今からおよそ500年前、加賀国独特の染め技法だった無地染めの「梅染」にさかのぼる。17世紀中頃には模様が施されるようになり、そして、京都で友禅染めの始祖となった扇絵師・宮崎友禅斎が1712年(正徳2)、金沢に招かれ、北陸の気候風土や武家文化の土壌に合った加賀友禅を発展させた。
写実的な図案のモチーフは金沢の自然
「身にまとう絵画」とも形容される加賀友禅は、臙脂(えんじ)、藍(あい)、黄土、草、古代紫の「加賀五彩」を基調に、花鳥風月を写実的に描く絵柄が特徴だ。さらに、加賀友禅の代表的な技法である「外ぼかし」や葉の虫喰いまで描くところは、自然描写を重んじる加賀のものづくりの気風から生まれているという。加賀友禅作家の多くが描く絵画調の図案は、地元金沢の豊かな自然がモチーフだ。また、多くの色を用いながらも色同士が混ざり合わないのは、色の境界に糊(のり)を置いて色が染まるのを防ぐ「糸目糊」の技法による。染め上がりに流水で糊を洗い流すと、絵柄の中にくっきりと細い白線が残り、印象的だ。
初心者でも簡単、「染め」を体験できる
会館の地階には、加賀友禅の彩色を(1)手描き染め(2)型染め(3)型絵染めのいずれかで体験できるコーナーや、さまざまな加賀友禅グッズを購入できる販売コーナーがあるので足を運んでみよう。(1)手描き染めは、糊置きされた生地に彩色していく、プロと同様の本格的な体験だ。(2)型染めは、デザイン・配置が決まっている型紙を生地の上に重ねて、刷毛で染料を塗っていく。(3)型絵染めは、好みの型絵を複数選び、自分でそれぞれの配置を決めて色を染めていく。生地でチョイスできるのは、(1)はハンカチのみだが、(2)(3)はハンカチのほか、トートバッグ、巾着袋にも彩色ができる。優美な加賀友禅の染めにチャレンジしてみよう。
スポット詳細
- 住所
- 石川県金沢市小将町8-8 地図
- エリア
- 兼六園周辺エリア
- 電話番号
- 0762245511
- 時間
- 9:00-17:00
- 休業日
- 水(祝の場合は開館)
- 料金
- [入館料]大人310円、小人260円
- 駐車場
-
なし
※すぐそばに兼六駐車場(有料)あり - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 加賀友禅の染付体験ができる
- 金沢市兼六園近くにあります。加賀友禅の染付が体験出来ます、また着付け体験もできます。また加賀友禅の有名作家の作品を見ることができます。
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- 形絵付け体験
- 絵付け体験しました!平日だったので一人だったのでゆっくりと柄も選べて、指導もしていただきました☆形ではないのでやると2、三時間かかると聞いたので、形にしましたが簡単にできて子どもでも楽しめると思います。
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- 時間があればぜひ
- 加賀友禅染めの体験ができます。短時間のものでは30分、そうでなければ1時間ぐらいです。ハンカチ・巾着・トートバッグにできるようですが、物によってはデザインが限られます。(もちろん、時間・値段も変わります)巾着(絵柄はひゃくまんさん)に挑戦しましたが、なかなかの仕上がりで満足です。予約せずに行ったのですがすぐ対応していただけました。
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